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見応えありますね-「レッドクリフPartⅠ」 [洋画]

三国志を映画化するということで、あの長い物語をどのように切り取るのか興味がありました。
赤壁の戦いを描いているという情報でしたが、長坂の戦いからのようでしたね。
いずれにしろ劉備と諸葛亮はすでに出会い、行動を共にしています。
三国志は、諸葛亮登場前は三人の義兄弟が話の中心ですが、登場後は諸葛亮と趙雲の活躍比率が高まりますよね。
そんな世界でした。
で、諸葛亮主役?と思いながら見ていたら、意外にも主役は周喩のようでした。
まあ、2時間程度なら、誰を主役にしても成り立つ物語なので、もしかしたら中国では周喩や小喬の人気が高いのかも知れません。
私は物語の全般について既に知識がありましたので、なんで劉備が逃げているのかとか、劉備の人徳とか、劉備の家柄とか、関羽、張飛、趙雲らがどれほどの豪傑なのかとか、諸葛亮の軍略のすばらしさとかなどを知っていましたが、予備知識のないひとはどうなんでしょう?
物語についていけるんでしょうか?
まっさらな自分になれないのでそこらへんを類推するのは難しいですね。
関羽や張飛をやっている役者さんなどを見て、中国人は実物をこんな風にイメージしているのかな~と思いました。
横山光輝版やコーエー版を知っている日本人は、もっとでかくて圧倒的なのを想像すると思います。
また、たぶん登場人物の実年齢と役者さんの見た目が近いのだと思われますが、実写で見ると、三人の義兄弟はイメージ以上に老けていて、諸葛亮や孫権はすんごく若い。
特に劉備はさえないおじさんで、お嫁に行く(恋に落ちる?)孫尚香の気持ちがわからないような気分にさせられてしまいます(笑)
また、見た目が若すぎて、諸葛亮の知略にもいまひとつ説得力が感じられません。
それは実写版で、横山版やコーエー版以上にリアルな年齢を感じとれることによる、日本人ならではの弊害かも知れません。
ともあれ、原作の壮大なスケールそのままに映像をつくってあり、見応えがあることは確か。
おそらくPartⅡでは、主役となってくるであろう諸葛亮の知略にも期待できるかも知れませんし、劉備ももうちょっとかっこよくしてくれるかもしれません。
そして、諸葛亮との対比によって生まれる周喩の苦悩も描かれるのではないでしょうか?
どのような落としどころを用意してくれるのか、PartⅡに期待ですね(^_^)




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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
  • 発売日: 2008/10/16
  • メディア: ムック



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