ダンスのロマンス-「不毛地帯」 [ドラマ]

NYの壱岐正(唐沢寿明)、年を経て頭に白いものが目立つようになってきたようです。
奥さんが亡くなられたあとの小雪とのロマンス。
一時帰国したのを契機に、数年ぶりの再会となりました。
私がドラマや映画の中で、最も好きなシーンは、再会シーンです。
黒澤映画なら、「デルス・ウザーラ」のデルスとカピタンの再会シーン。
「新選組!」なら立て札の前の局長と深雪太夫の再会シーン。
去年の今頃やってた倉本聰の「風のガーデン」は、再会シーンの連続でした。
今日の個展での再会シーンも、いいシーンでしたね~
ひたむきに見つめ合う事が、言葉よりも雄弁に二人の気持ちを表していました。
それまで、小雪は壱岐正のどこに惹かれたんだろう?と思ってたのも吹き飛んじゃうくらい。

次の逢瀬はNY。
これまでは穏やかながらも、きっかけをつくったりしていたのは常に小雪の方でしたが、
はじめて壱岐正の方から口説くような行為に出ました。
それがダンスへの誘い。
口説くといっても、間接的にであれ、あれだけ小雪が気持ちを表していれば、
応じるのが遅いくらいでしたね。
でも、バブル前の男女のありようって、こんな風だったかもしれません。
草食系男子とか言われて、最近また、男の子の方が消極的になってるようで、
ハードボイルドさはちょっと違いますが、時代は廻る的な感じもしないではありませんね。
本懐を遂げたふたり、その後、引き潮のようにわびしさに襲われた女心は、
二人の行く末を暗示しているのでしょうか?

多部未華子、背中のラインにおとなっぽさが感じられました。
結局、先週の天海祐希は、小雪のことを伝えるメッセンジャーガールの役目だったみたいでしたね~
そんな役回りでいいのかな?
なにはともあれ、やっと女の子が観ても、面白いだろうと思える内容になってきましたね^^
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