人物評の通信簿-「リアル・クローズ」最終回 [ドラマ]

リアル・クローズ最終回、ビジネスモードのお話でしたね。
いろいろあって、はからずも所属セクションのリーダーになることになった香里奈。
はたして、この目玉商品なしのクリスマス商戦という難局をのりきれるのか?と、いうところでした。
香里奈の成長度合い、ひとりだち度をアピールする最終回だったでしょうか。

物語の最後に、黒木瞳と語り合い、互いの人物評を話す場面がありました。
ここで語られた内容こそが、その人物をどのような人格として描きたかったか、
ということであろうし、実際に観るものが感じたことマッチしていれば、
演出の意図達成ととることもできるでしょう。
天野絹恵(香里奈)に対する人物評は、
・不器用
・頑固
・お人好し
・一丁前に気が強くて、すぐにカッとなる
・後先考えずに気持ちで動く
・時にはその情熱がまわりを巻き込んでいく
・真っ直ぐな思いと誠実さは、自然と人の心を開かせる
・人と人をつなぐ力がある
・人の喜ぶことを素直に自分の喜びに出来る
どうですか?
香里奈はこのように出来ていましたか?
そして神保美姫(黒木瞳)への人物評は
・かっこよくて、美しくて
・怖くて
・叱られそうで見透かされそうで
・いつも胃が痛くて
・側にいるとすっごくいい臭いがして
・どんなに迷っても、疲れてても、失敗しても、いつも側にいてくれた
・言葉は厳しくても、大丈夫と言ってくれてる気がした
こちらはどうでしょう?
黒木瞳はそう見えましたか?
私は、天野絹恵はともかく、神保美姫への評価の後半部は
感じることが出来なかったように思ってしまうのですが…
最終回にこんな風に言われること、黒木瞳(や演出家)は知ってたんだろか。
神保美姫が越前屋を去ると言われても、そんなに名残り惜しくなかったな~
やはり心のふれあいが十分描かれていなければ、別れもさみしくないのかな。
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