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刹那的に訪れた至福の時間-「八日目の蝉」 [八日目の蝉]

「ジェネラル・ルージュの凱旋」とまるかぶりの「八日目の蝉」、
またしても一日遅れの視聴となりました^^;
前回逃げ込んだちょっと怪しげな宗教団体。
清潔そうで、結構いい感じの制服でした。
とりあえずやってることは野菜やパンの生産/販売などで、
危険なことはしてなかったみたいでしたね。
なんだか男に対するトラウマがあるようではありましたが・・・
そういったことには詳しく触れてはいませんでした。

八日目の蝉壇れいシスター服.jpg

壇れいと略奪した娘、苦労を分かち合うちょっと恵まれないだけの普通の親子に見えました。
この二人の関係の成り立ちを忘れてしまいそうになるほどに。
それを見て感化を受けた坂井真紀。
当然、自分も・・・と、思いますよね。
思い入れたっぷりで禁じられたわが子との再会に赴きますが、
予告なしで突然現れて、子供によい反応しろと言っても無理だよなぁ。
冷静に考えれば、子供の心の奥底にある思いと、
一瞬の反応とは違うはずですが、
目の前に突きつけられたことがすべてと思っちゃいますよね~、どうしても。
そして、悲しい想い出として残ってしまうんでしょうね。
やるせないですね。

八日目の蝉坂井真紀子供と再会.jpg

坂井真紀、思わず取り乱してましたが、
それでも子供の今の幸せを壊すようなことは言わずに思いとどまったので、
立派でした。
本当の愛情のある証拠でしょう。

こういう描写を見ていると、目の前にいる壇れいが、
子供と母親を引き裂いた側の人間だと言う事実を知る日が、
坂井真紀に来るのか、ちょっとこわくなりますね。

八日目の蝉壇れい遊園地.jpg

身を寄せていた宗教団体がマスコミに知られるところとなり、
再び放浪する壇れいと少女。
逃げて外の世界に触れ、一瞬、楽しい時間を持つことが出来たようです。
その幸せが、刹那的なものとわかっているだけに、
かえって観てる方の胸が苦しくなるようなシーンでした。

予告編を見ると、坂井真紀との縁はまだまだとぎれないようで、
立ち位置がどう変わっていくのか、不安な気持ちも含めて、気になりますね。

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