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未解決事件の関係者の傷は、流れた時間の長さだけ深い-「絶対零度~未解決事件特命捜査~」 [ドラマ]

好調な出だしをきったらしい「絶対零度」。
「ジェネラル・ルージュの凱旋」と「八日目の蝉」がまるかぶりし、
観るチャンスを失っていましたが、ようやく視聴することが出来ました。
上戸彩の刑事物、一見ミスマッチのような感じがしないでもないですが、
果たして新境地は開拓できていたんでしょうか?
そこらへんを気にしながらの視聴となりました。

絶対零度上戸彩北大路欣也.jpg

上戸彩の立場は、長らく未解決となっている殺人事件を専門に扱う部署に
配属された新米刑事ということのようでした。
まだまだ半人前ですが、その素養(向上心や事件に対する取り組み方やまっすくな心など)を
認められての抜擢である様子。
その抜擢をした大ボスが、携帯CMで親子共演をしてる北大路欣也だというキャストは、
ちょっとあざとかったかもしれませんね(笑)

絶対零度上戸彩.jpg

上戸彩、黄色いセーターが似合ってました。
あまりに一心不乱に仕事に取り組むため、ほとんど仕事場に寝泊まり。
そんでもって食事はファーストフード。
ボサボサの頭も可愛かったですね^^

半人前から一人前になろうとする過程では、どうしても自己顕示欲が働いてしまいます。
自分が成し遂げたことをアピールしたくなったり、
まだ成し遂げる力があるか心もとないのに、出しゃばってみたくなったりしますよね。
前向きな考えを持っている人ならなおさら。
そこでつい、未解決事件の関係者の心の傷への配慮がおろそかになってしまうことが。
逆に、指導的な立場にある人は基本からコツコツ積み上げさせるのを好むのではないでしょうか。
上戸彩にさせていた地道なメモ取り、結果的に功を奏してましたよね。

絶対零度上戸彩正義感.jpg

上戸彩は後半、よくある刑事物の若手刑事のように青臭い正義感を振り回していました。
しかし結局は、上戸彩の活躍で事件が解決したような結末で、
それだとかえって本人の教訓にならず、成長への階段を上がったとはいいがたい展開だった気が…
最終回までには深みのある正義感がふるえるよう、皆に導かれ行って欲しいですね。

絶対零度メモ.jpg

母子が同じ考えを持っているという被疑者の会話、耳に残らなかったのが気になりました。
あとで真相解明の大きな手がかりとなっただけに、
演出が弱かったと言うべきなのかもしれません。

<関連記事>
「ホカベン」-やっぱり苦戦する上戸彩


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