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大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」 [Mother]

「絶対零度」を見るのが遅れた影響で、こちらも視聴が遅れていた「Mother」。
観てみてびっくり、なんと自分の地元に程近いところが舞台でした。
「ウトナイ湖」、3月中旬はガンが日暮れに集団でねぐら入りしたり、
夜明けに一斉に飛び立つ姿が見事で、一度見たら忘れられない光景です。
室蘭-ウトナイ湖-札幌。
ドラマではそれ程距離を感じなく描がれていますが、実際はちょっと遠いですよ。
セリフにも出てきた国道36号線というのでつながっていて、道のりは120~130キロほどあります。
ウトナイ湖は大体その中間やや札幌よりのところです。

motherウトナイ湖.jpg

物語全体に、まるで映画を見ているような何とも言えない緊張感がありましたね。
それを生み出していたのは、まぎれもなく妙に大人びた詩人な小学生の女の子でした。
この女の子、普通の子供のように溌溂とした自己表現をすることを許されず、
自然な感情の発露としてまわりに対するアラートを出すことをとがめられ、
ただただ、聞き分けの良い子であることを求められ育てられた(というより単に生かされた)様子。
毎日が緊張の中で生きてきた、そのオーラは大人をもたじろがせるような迫力でした。

Mother松雪泰子.jpg

この子の好きなもの、
・まわるいす
・まがっているさかみち
・おふろばででるこえ
・ねことめがあうこと
・すずがひまわりのたねたべるところ
・ゆきをふんずけるおと
・よるのそらのくも
・かしゃのひらくおと
・くれよんのしろ
・わっくすがけのひ
・えんとつのはしご
・ころもがえ
・みかんぜりーにうかんでるみかん
・あめがふったみちのにおい

詩人ですね。
こんなものが気になるほど空気に敏感になってしまったということなのでしょうか。

mother鳥の図書室だね.jpg

この少女、同じ心に寂しさを持つ同類であることをいちはやく見抜き、
松雪泰子に信頼を寄せたようでした。
そして、最初はその見透かされたような態度が疎ましく思えていた松雪泰子も、
次第に少女の深い悲しみに気づき、救わずにはいられない気分に。
救うというよりも、同類を見つけた愛おしさから、
自ら一緒にいたいと願った、と言うべきかもしれません。

mother松雪泰子決意.jpg

母親と決別し、松雪泰子と共に生きる決断をした少女。
それは、松雪泰子にとってもまた、
自分の母との立ち位置を変えることを意味しているようでした。
母と子、この切っても切れない縁(えにし)をどのように描いていこうとしているのか、
来週以降も注目ですね。




怪物くん大野智審判の間.jpg

そして、「怪物くん」。
嵐の新番組とタイアップして放送され、まさに嵐の勢いは留まるところを知らない感じですね。
怪物くん役の大野くん、結構しっくりきてて好きでした。
小さい頃好きだったので、物語にも愛着があります^^
ただやっぱり、ヒロシ役の子とはギャップがありましたね~
怪物くんにとってもお姉さんぽかったウタコまでが幼い感じで作られてましたので、
結局、私のような層は視聴ターゲットに入っていない感じでした。
子供目線で素敵なドラマになっていったらいいですね^^

怪物くん稲森いずみ松岡昌宏.jpg

稲森いずみは大人っぽかったかな(笑)

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