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子から母への無償の愛-「Mother」 [Mother]

「Mother」第3回。
田中裕子、いきなりあっさりとつぐみちゃんと接点を持ってました。
この松雪泰子の実のお母さん、別れて30年の時を経ても娘のことを気にしているようで、
その心のあり方がちょっと気になりましたね~
つぐみちゃんを介して松雪泰子と田中裕子の間にも接点ができ、
松雪泰子は知らぬまま、30年ぶりに実母と言葉を交わしていました。
松雪泰子の身の上話から、捨てられた状況は説明されましたが、
母方がそのことに及んだ理由は語られないままでした。
育ての母高畑淳子から田中裕子に浴びせられた罵声によると、
田中裕子側に人として恥ずかしい行為があった、ととれます。
しかし、今でも常に娘のことを案じており、子に対する愛情がなかったわけではないようです。
そして、捨てたはずの子がどこに貰われていったのかも知っていました。
もしかしたら、施設にいたことも知っていたのかな?

motherタンポポのたね.jpg

自分の捨てた子が、目の前に現れたら。
積極的に関与しようという気になれるのかどうか、微妙なところじゃないでしょうか。
罪の意識の大小に左右されるような気もします。
もし、とても大きなうしろめたさを持っていたら、逃げ出したくなるかもしれません。
でも、心の底で言い訳ができると思っていたら、
影で見守ったり、孫に声をかけたりできるのかもしれませんね。
義理の親子関係の様子(義理の母を母として認めているのかどうか)も気になっているでしょう。
女性って、母って名乗りたいもんなのかな~
それともこのまま隠して友情のままでいいと思えるのか。
どうなんでしょう?

松雪泰子の実の母に対する感情も複雑なようでしたね。
幼子から母への無償の愛が報われなかった悲しみを、長い期間引きずっているようでした。
それを思うと、理性的には許せないのでしょうが、奥底の感情的にはどうなんだろ。
たった一つの存在として、今も心の中に君臨しているのかも。
そこらへんは、自分自身でも客観的になれないところなんじゃないんでしょうか。

いずれにしても、子を手ばなすにいたった理由が気になるところです。

mother松雪泰子ホテルの階段にて.jpg

松雪泰子とつぐみちゃんの状況、
世間的に、つぐみちゃんの方は事故にあったことになってる事は理解してましたが、
松雪泰子も突然いなくなったことになってるのかと思ったら、
行き先は明かしていなかったものの、
一応正式な手続きを経て退職したり引越しをしたりしてるんですね。
孤独な逃避行じゃなくて、割と知り合いに会えたりもしてますね。
ちょっと切迫感から開放された気分でした。
ただ、そうそう自由に泳がしておいてはくれない空気も漂ってきていましたね~

motherつぐみちゃん目の演技.jpg

「怜南ちゃん」という名を聞き、ハッとして目だけ動かしたところ。
この後、顔だけ10°ほど回してためを作った後、さらに30°ほど首を回してました。
こんなのどこで習ったのかなぁ。

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