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事件解明よりその世界が心地良い-「新参者」 [新参者]

「新参者」第4回、今回のゲスト被疑者?は原田芳雄でした。
時計屋のオーナーにして一流の修理の腕を持ち、時間にとっても正確な人物でした。
仏頂面の頑固親父らしく、とっつきにくいことこの上なし。
阿部寛の捜査によって、この人物のどのような隠れた一面が暴かれていくのか、
楽しんで見ることができました^^

新参者阿部寛溝端淳平犬と散歩.jpg

観ていて、もうどちらかといえば、事件の犯人が誰なのかという興味はほとんど薄れ、
この人情あふれる下町に暮らす人々の心の中に、
どのようなな善意が息づいているのか、
それを突き止める過程に魅せられながら、
知らしめて欲しいという気持ちだったでしょうか^^
掘って掘って掘りまくれば、最後に宝石のような暖かさが飛び出してくる。
そんな世界に身を置いていること自体が心地よくなってきてしまっています^^
思い返すと、昭和な時代は、特に家族の間には、たとえいがみ合ったとしても、
心の底の絆はキープされていたように思います。
このドラマの阿部寛のように、何かのキッカケを与えてさえやれば、
たちまちその絆は復活し、暖かな家族生活が蘇っていたように思いますが、
今はどうなんですかね~
個の尊厳に偏った価値観が横行していて、
他者との関係の中で心を磨く楽しみや喜びが失われつつあるのかも知れません。
最近のドラマでも、人の心の闇を浮き彫りにすることの方が多く、
これだけ毎回善意に行き当たる作品てないですよね。
今回の阿部寛も、見事に原田芳雄の、胸の奥に秘めた深い愛情を明らかにしていました。

新参者原田芳雄.jpg

来週はいよいよ本来の事件そのものに捜査上の進展がありそうな雰囲気でしたね。
三浦友和がゲスト被疑者?
原田美枝子と山口百恵は確か同級生だったと思いますから、
原田美枝子は三浦友和の奥さん役なんでしょうか?

新参者黒木メイサ3.jpg

黒木メイサ、最近なんか白くなったような気が…
森雪効果か?気のせいかな。




そして、「龍馬伝」。
攘夷派にとって夢にまで見た日、なんだか普天間基地の問題を連想してしまいますよね。
普天間基地から攘夷したいと言ったって、相手もあることだし、
首相の辺野古や徳之島に対する交渉力を見たら、期待できなのは明らか。
志はあったんですから、もうちょっとまわりに交渉のプロがいないもんなんでしょうかね~

風向きを読むことと、一途であること。
日本人の好みは間違いなく後者であると思われますが、
勝利者になるのは前者なのかもしれませんね~
若い頃は自分の中にある不条理を許しがたいという気分が強いと思います。
経験を積むことによって、時を待つということを知るのかな~
半平太と容堂や勝との違いはそこだったのかも知れませんね。

龍馬伝福山雅治佐藤健飯屋にて.jpg

夢破れ、間をおいて、冷静になった半平太。
妻に対するような優しい気持ちを思い出していたようでした。
攘夷の熱におかされていただけで、真の悪意の人じゃなかったということがわかりますね。
ただ、さすがに自分のすべてを否定することはできず、
容堂公との絆だけは信じていたいようでした。
それがまた悲劇を生みそうで、見てられない気持ちになってしまいます。
そして、皆が去っていったかのようにガランとした土佐藩邸にたたずむ半平太、
その寂しげな心中をを察して会いに行った龍馬にも本物の優しさがあるようです。

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