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命より大事な用事-「Mother」 [Mother]

「Mother」第7回。
涙・涙に衝撃とドキドキ、内容濃かったですね~
ある面、スッキリもできたし、とっても満足感がありました。

実の母田中裕子の導きで、生活の場所を確保できた松雪泰子とつぐみちゃん。
はからずも、数十年ぶりに実の親子が共に暮らすことになりました。
松雪泰子とつくみちゃんを守ること、
田中裕子にとってそれは命より大事な用事なんですね。
つぐみちゃんは、うっかりさんこと田中裕子のこと、すっかり受け入れているようでした。
つぐみちゃんの反応を見ると、松雪泰子が悪いことしているとは思えませんね。
つぐみちゃんが用意した、田中裕子へのサプライズ。
思いがけない喜びに涙。
あんなに小さいのに、大人を感涙にむせばせて。
私は今までで一番泣けました。
こらえきれません・・・

Motherつぐみちゃんサプライズ.jpg

松雪泰子にとっては、やさしいはずがないと規定していた母。
その母の思いがけぬ優しさに触れて、
また、つぐみちゃんという緩衝材もあり、閉ざしていた彼女の心も開きかけていたようです。
ただ、気持ちを整理するうえで、どうしても避けて通れないのは、
母が子を捨てた理由ですね。
今回、それが聞けると思っていなかったので、大変驚きました。
そして、その内容にも。
ここまで引っ張っるに足る、衝撃の事実だったように思います。
そして、微妙に重なる親子の生き様。
松雪泰子は受け止められたのかなぁ。

Mother山本耕史松雪泰子.jpg

つぐみちゃんを捜しに東京にやってきた、つぐみちゃんの実の母。
そのことを知ったつぐみちゃん、瞬間的には実の母を選びそうにない反応でしたね。
実の母、つぐみちゃんに会いたい一心でやってきたのかと思っていましたが、
山本耕史が言うように、
そんな気持ちと自分たちが行った虐待の口封じとないまぜな心でやってきたのかも知れませんね~
そして、山本耕史が松雪泰子につきつけた言葉、

「あの母親が改心して、娘を大事にすると涙ながらに訴えた場合、どうする?」
「それが、あの子にとってのハッピーエンドじゃないって、誰に決める権利がある?」

これこそが、もっとも難しい問題だと思いますし、
私自身も、このドラマがそこをどう結論づけるかが一番見たい部分、知りたい部分です。
山本耕史が、私の思いを代弁してくれました。

当然、周囲は返すことないってアドバイスすると思います。
リスクの少ない立場で加担して、良いことした気分にもなれると思いますが、
逆の立場から見ると、つぐみちゃんの実母に、
いくばくかの加害をしてるということになるんじゃないでしょうかね~
実母がしたことは、そうされるに相応しいということなんでしょうけど、
山本耕史が言うように、はたしてそれを決める権利があるものなのかどうなのか・・・

エゴなのか正義なのか、その境目がとってもむずかしくて、悩みます。
そして、謙虚な方が譲るということになってしまったりしないのかな~
松雪泰子がつぐみちゃんの実母と対峙して、どのような言葉を発するのか、
次回、冒頭から見逃せませんね。


最後に、ちょっと感心したことがあったのでひとこと。
松雪泰子に自分を捨てた理由を問われた田中裕子。
とっても正直に答えていましたよね。
もし私が同じ立場だったら、多分もっと自分寄りに言い訳してしまったでしょう。
子に嫌われたくない気持ちと自分の良心が葛藤し、
自分の弱さを出さないでいられたことはすごいことだと思います。

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