希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」 [Mother]
「Mother」第9回。
親子の運命が暗転するシーンの作り方、素晴らしかったですね。
初回の時も思いましたが、映画を観てるようでした。
1シリーズのうちに2度もそのような思いをした作品て、記憶にないです。
今回も、満足度の非常に高い回になっていたように思います、
実の母に甘え、新たな戸籍(とても高価)を手に入れようとする松雪泰子。
いつの間にか、信頼関係は完全に回復していましたね。
もはや母と呼ぶことに何の抵抗もない様子です。
これ程までの己を捨てた包容力を見せられれば、心を許して頼れますし、
事実、田中裕子には松雪泰子とつぐみちゃんに対するまっすぐな愛情しかないでしょう。
そして、晴れて家族になる日を夢見て、3人で伊豆へ。
田中裕子の体調への不安はあるものの、
とっても希望に満ちた旅立ちでした。
おのおのが、自分以上に大切に思える人が存在する幸せを感じ合える、
そんな至福の時間、これが永遠に続いて欲しい、そう思われたのですが・・・
山本耕史の説得も虚しく、警察に被害届を出したつぐみちゃんの実母。
それを契機に、松雪泰子たちの運命は、一気に暗転します。
幸福な時間の象徴、つぐみちゃんと田中裕子が歌う『あめふりくまのこ』
幸福への扉へと向かう松雪泰子。
しかし無情にも、天はその晴れ間に突然雨を降らし、
扉は開かぬまま、3人の幸福は天気雨に流されてしまいました。
空に轟く松雪泰子の悲痛な叫び。
それが聞こえたと振り返るつぐみちゃんの無邪気な顔。
淡々と職務を遂行する捜査係の人々。
一連の物語の流れ、特に希望と絶望が交錯する、対比の技術が素晴らしかった。
サスペンスとして一級品だった上に、
その情愛にも、思わず涙せずにはいられないシーンがつくられていました。
叫び声、とっても心に響きました。
作り手さんたちを、絶賛してあげたい気分です。
そして、だけど、束の間の幸せ、終わってしまったんですね~
松雪泰子の行為、すべてを知っている我々から見たら、救済としか考えられないのですが、
社会的には誘拐となってしまうのですね。
そして、安易にこの救済を認めれば、社会の秩序が乱れてしまうのも確か。
ただ、どんなに時間がかかったとしても、丹念に状況を精査して、
この場合だけは、救済と認めてあげて欲しいですね。
我々の社会って、それだけの懐の深さ、持ってるのかな。
予告編では、不思議に元気なつぐみちゃんが描かれていました。
あれは何を示唆しているんでしょう。
次週も見逃せませんね。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
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山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
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親子の運命が暗転するシーンの作り方、素晴らしかったですね。
初回の時も思いましたが、映画を観てるようでした。
1シリーズのうちに2度もそのような思いをした作品て、記憶にないです。
今回も、満足度の非常に高い回になっていたように思います、
実の母に甘え、新たな戸籍(とても高価)を手に入れようとする松雪泰子。
いつの間にか、信頼関係は完全に回復していましたね。
もはや母と呼ぶことに何の抵抗もない様子です。
これ程までの己を捨てた包容力を見せられれば、心を許して頼れますし、
事実、田中裕子には松雪泰子とつぐみちゃんに対するまっすぐな愛情しかないでしょう。
そして、晴れて家族になる日を夢見て、3人で伊豆へ。
田中裕子の体調への不安はあるものの、
とっても希望に満ちた旅立ちでした。
おのおのが、自分以上に大切に思える人が存在する幸せを感じ合える、
そんな至福の時間、これが永遠に続いて欲しい、そう思われたのですが・・・
山本耕史の説得も虚しく、警察に被害届を出したつぐみちゃんの実母。
それを契機に、松雪泰子たちの運命は、一気に暗転します。
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幸福への扉へと向かう松雪泰子。
しかし無情にも、天はその晴れ間に突然雨を降らし、
扉は開かぬまま、3人の幸福は天気雨に流されてしまいました。
空に轟く松雪泰子の悲痛な叫び。
それが聞こえたと振り返るつぐみちゃんの無邪気な顔。
淡々と職務を遂行する捜査係の人々。
一連の物語の流れ、特に希望と絶望が交錯する、対比の技術が素晴らしかった。
サスペンスとして一級品だった上に、
その情愛にも、思わず涙せずにはいられないシーンがつくられていました。
叫び声、とっても心に響きました。
作り手さんたちを、絶賛してあげたい気分です。
そして、だけど、束の間の幸せ、終わってしまったんですね~
松雪泰子の行為、すべてを知っている我々から見たら、救済としか考えられないのですが、
社会的には誘拐となってしまうのですね。
そして、安易にこの救済を認めれば、社会の秩序が乱れてしまうのも確か。
ただ、どんなに時間がかかったとしても、丹念に状況を精査して、
この場合だけは、救済と認めてあげて欲しいですね。
我々の社会って、それだけの懐の深さ、持ってるのかな。
予告編では、不思議に元気なつぐみちゃんが描かれていました。
あれは何を示唆しているんでしょう。
次週も見逃せませんね。
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日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
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