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最終回、ついに事件の全貌が明らかに-「新参者」 [新参者]

「新参者」、最終回。
期待は、たぶん、とっても意外であろう真犯人は一体誰だったのか、ということ。
そして、起こした犯行にまつわる人情話と、その話に対する人情話のカウンター、でした。

新参者阿部寛3.jpg

真犯人、捕まりましたね。
私が、一番怪しいと思っていた人とも違いましたし、
コマの紐が微妙に違っていたくだりも、私の考えていた内容と違っていました。
しかし、最も予想外だったのが、最終回の中盤で、早くも犯人がわかってしまったことです。
あそこはなぁ~
しかも、その犯人は、どちらかと言えばどうでもいい人で、
その人が犯人だったからと言って、口惜しくもなんともないんですよね~
そして最後の嘘を暴くための伏線が、泉谷しげると息子のエピソードでした。
あのエピソード、このシリーズ中、もっともできの良くないエピソードだと思いましたので、
それをぶり返されても、あんまり心は動かなかったなぁ。
そのエピソードを導いた黒木メイサ取材も、ちょっと薄っぺらかったかもしれません。
犯行動機の説明の演出も、理由が金銭側に振れすぎていて、
ただの悪いヤツにしか見えなかったですね。
もうちょっと、親子の情愛側に振れなかったんだろか。

新参者黒木メイサ4.jpg

整理すると、
真犯人は、最後の最後までわからないで欲しかった、
あるいは、9分9厘真犯人だと思って追求していて、
最後の最後にどんでん返しが起きて欲しかった。
真犯人は、観ている方が思い入れを持って観ていた人物にして欲しかった。
犯行の動機が、愛や情に絡むやむにやまれぬ事情で、
ある程度同情出来るものであって欲しかった。
というところでしょうか。
東野圭吾原作というところで、最終回は特に、観る方も結構ハードルあげてたと思うので、
その期待を上回るのは難しかったとは思うのですが・・・
犯人の側から見た、事件のあらましの描写に費やした時間が、
少な過ぎたのかもしれませんね。
それ故、犯人が犯行に及んだ理由への理解度が高まらず、
犯人の気持ちを洞察しようという気が、あまり起きなかったのかも。
最後に出てきた、被害者が残していたメッセージも、
犯人に向けたものではなかったですし。
元々の家族が被害者を憎んでいた、というわけでもないと思うので、
あのメッセージを読んだからといって、
本当の気持を知って強く悔み、改心するというものでもありませんでしたでしょうし。
阿部寛を始めとする、キャラへの愛着はとっても湧いたんですけど、
これまでさんざん泣かされて、最後で泣かせて貰えなかったので、ちょっとだけ欲求不満です(笑)
期待が高かっただけに、贅沢を言ってしまいますね^_^;

お話を作るのが大変そうですが、同じキャラで別の事件を扱ったシリーズ、やって欲しいですね。
頑張って質は落とさずに・・・ということで^^
阿部寛に対抗する、妙齢の女刑事が登場し、
時には阿部寛が出し抜かれたりもしながら、自然と互いに心惹かれる、
なんていうのはどうでしょう?(^_^)



さてさて「龍馬伝」の方ですが、
龍馬のマザコンぶり?がきっかけとなって、
お龍さんが寺田屋で働き出す、というお話だったかな。
お龍さん、相変わらず凛としたまんまですが、
龍馬の上手な導きのおかげて、素敵な笑顔も見られましたね^^
もう、かなりお龍さんの方は、龍馬に気持ちが傾いているようにも見えますが、
やはり、深い仲になっていくには、さらにエピソードが積み重なっていくものと思いますので、
どんなきっかけが、二人の間にあったのか、楽しみにしていようと思います。

龍馬伝福山雅治お龍さん.jpg

一方、歴史の中の龍馬は、まだまだ振り回される側にいるようで、
夢を持って学んでいた海軍操練所、日本の内乱の影響で閉鎖になってしまいましたね~
予告編を見ると、いよいよ国を動かす側にまわっていきそうな雰囲気もありましたが、
どんなもんなんでしょうね。
海援隊の結成も、そろそろでしょうか。

半平太の投獄、ずいぶん時がたちました。
以蔵への拷問も。
その間に世の中がいくばくか動いてしまうほどの時間が。
気が遠くなりそうです。
妻への変わらぬ愛も信念。
白状せぬのも信念。
攘夷に狂おしいほど燃えたのも信念なんでしょうかね~

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