命と記憶の天秤-「冬のサクラ」 [ドラマ]
「冬のサクラ」の第4回。
高嶋政伸、やり方は陰湿ですけど、好きな女房に他の男がちょっかい出して来たら
冷静でいられなくなるのはわからないでもないかな。
自らの価値を誇示するのも、男ならしてみたくなるでしょうね。
でも草彅くんをみじめにし、傷つけるようなやり方は、育ちの割にはちょっと下品かな。
あまりいいしつけを受けてきてないのかもしれませんね。
あのお母さん(江波杏子)を見ていれば、わかるような気も。
愛情表現もへたくそですよね。
おそらく、自分の心のなかにある妻への愛情を、自分自身は知っていて、
こんなに愛してるんだから、という免罪符があるのでしょう。
外観上、相手にその愛情が発露されていないことに気づいていない、
というか、気持ちの問題だから心の中で思っていれば、
わかってもらえると感じているのかもしれないけども・・・
心の中にある、もうひとつの気持ちのほうが表面に出てしまってますね。
それに比べて草彅くん、なんだかんだ言って、ちゃんと表現してますよね。
やっぱり愛って、心の問題もさることながら、伝えることなんだなぁと思ってしまいます。
今井美樹に、ジャンパーをかけてあげて、そのまま両手を離してませんでしたね~
そういった、スキンシップも上手です。
純情そうに見えますけど、そういったところは男らしくやりますね。
いつの間にか、ぐいぐいひっぱってます。
それにしても今井美樹は本当に、命と自分の記憶を天秤にかけるつもりなんでしょうかねぇ。
確かに冷静に考えて見れば、自分イコール命じゃなく、自分イコール記憶なのかもしれない。
でもそこまで冷静になれるものなんだろか。
忘れたくない大切なものの中の草彅くんの比率、今、どれくらいなんでしょう。
一方の草彅くん、愛の為なら何をするにも躊躇しない気持ちのようですね。
愛情だけで生きて行けるものなのか、少し危険な匂いもしますが、
この純愛の行く末、どう結論づけられるのか、時代とのマッチングも含め注目ですね。
草彅くんと佐藤健くんの兄弟、ホントいいですね。
加藤ローサが、うまくその兄弟愛を具現化する触媒役をつとめていると思います。
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