娯楽場今昔 [苫小牧]
柳町?のイオンショッピングセンターの出現に伴い、苫小牧駅前地区の地盤沈下はいよいよ進み、高校時代まで私達を楽しませてくれたスポットが、次々と消えていくようですが・・・
駅前地区の映画館はどんな順番で消えていったんでしょうね。
ニュース劇場、遊楽館、旭館、娯楽場、日劇の順番かな?
中でも娯楽場は苫小牧の映画の殿堂というような趣がありましたよね。
娯楽場といえば、小さい頃は東宝の怪獣映画と若大将シリーズ。
王子さんのご厚意で、他の映画館が小学生150円だったところ、120円だったような気がします。
駅前通沿いに、映画の宣伝写真が展示されてる表面が硝子の大きなケースが置いてあり、その中の写真と、映画館の正面上にかかっている大きな看板とでいつもおおいに想像力をかきたてられていました。
映画館そのものは何故か駅前通から少し奥まったところにあり、硝子のケースのところからは少し歩いたように思います。
今考えると、不必要な空き地のような気もしますが、人気映画の時は、その空き地にズラッと人が並んでいたようにも思います。
確か、田中角栄が来たときに演説した場所もそこじゃなかったかな?
りっすいの余地もなくなっていたような・・・
今は、駐車場ですよね。
新旧の境目 [苫小牧]
苫小牧の最近の出来事という区切りをした場合、自分の中では何故かず~っと、最近と昔の区切りはダイエーが出来た時になってました。
ダイエーが出来た後の苫小牧が最近の苫小牧でそれ以前が昔の苫小牧。
タモリが長崎屋にやってきたのは昔の出来事で、娯楽場がなくなったのは最近の出来事、市役所が新しくなったのも最近の出来事。
少なくとも20世紀の間くらいはそう感じていました。
ダイエーこそが自分の知らない苫小牧の象徴でした。
しかし、知らぬ間に自分が生まれてからダイエーが出来るまでの時間より、ダイエーができてから今日までの時間の方が長くなり、そしてよく考えると、ダイエーができたのも、娯楽場がなくなったのも、市役所が新しくなったのも、いつのまにか古い出来事になっていました。
そんなダイエーがなくなってしまいましたね。