SSブログ

2016-夏ドラマ 少女っていくつまで? [ドラマ]

いつもながら、ご無沙汰していますm(_ _;)m

リオ五輪を挟んで、中折感もあった今年の夏ドラマ。
視聴率的にも振るわないものが多かったようですね。
トップの「家売るオンナ」は、結構面白かったと思いましたが、
平均視聴率は、他クールで言うととっても平凡な数字でした。
これでトップなの?ってな感じです。
この傾向が今後も続いていくのか、ちょっと心配なところですね。


時をかける少女_黒島結菜2.jpg

<時をかける少女>
その昔、原田知世主演で大ヒットした伝説の映画のリメイクですね。
大昔にはNHKでドラマ化され、一世を風靡しました。
また近年ではアニメ化され、泣けるアニメ映画としてとても高い評価を得ていますね。
それぞれの作品に色んな人が思い入れを持っていて、
知名度は抜群ですが、ハードルもとてつもなく高い作品に、
マッシュこと黒島結菜が挑戦しました。
髪型もいつもより短くして、フレッシュな可愛らしさを出していたように思いましたが、
最初の設定で、登場の時に前髪を変にパッツンしていたので、
初見の人には本来の可愛らしさが伝わらなかったかもしれないですね・・・
やり直すところでカバーできると思ったのかもしれませんが、
第一印象は強く残ってしまうので。
そこはスタッフのおごりかな。
やはり少女らしい可愛らしさ可憐さを出すのなら、
横顔をアップで抜かないと。
「あまちゃん」でも、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でも、
そのシーンでヒロインの印象が決まりましたから。
そうして欲しかったですね。

そして、おそらく少女っていうのは、16歳位までの女の子ですよね。
高校3年の時の話でしたけど、高校3年の女の子はもう少女ではないと思います。
まして、マッシュ本人は19歳なわけですから少女の透明感を出すのはキツかったでしょう。
自然には出ませんよね、勉部のときだったらでてたかなぁ。
逆に大人な分、意志の強さや自分を持っているところなんかが出ますよね。
対して、原田知世のときは15ですから、
少女らしいはかなさやあやうさやかよわさやけがれのなさなんかが溢れていたと思います。
作品の本来的なものからすると、原田知世の大林演出ということになるのでしょう。

ストーリー上にも過去の作品との違いがあったようですね。
特に、大林版「時かけ」しか観たことのなかった人たちにとって、
一番違和感を感じた部分は、タイムリープの浪費ではなかったかと思います。
この部分は、アニメ版を観た人はそんなでもなかったのかな、
それにしても、浪費に関する回収はなかった印象ですね。
アニメ版視聴者でも最後には浪費の代償を払う結末が待っていると思っていたはずですが、
結局、ただ便利に使っていただけの事が多かったってなっちゃうのかなぁ。
意味のある使い方をしていたケースもあったとは思いますが・・・
高校生にそんな力が備わったら、好きに使うのは当然といえば当然なんですけどねぇ。
時をかける少女竹内涼真.jpg
そして最終回のせつなさの演出です。
もともと幼い頃から未羽(黒島結菜)のことを守っていたのは吾郎(竹内涼真)であり、
恋愛感情と気付いていたかどうかは別にしても、
多くの時を共に過ごし、義理もあるカップルは未羽と吾郎だったはず。
それを未来にはない恋というものをしてみたいからと言って、
二人の尊い想い出を横取りして彼女にしてしまったのが
深町翔平ことケン・ソゴル(菊池風磨)だったのでは?
彼女にした後にいい想い出をたくさん作ってあげたのかもしれないけれど、
やはりここでも、最後にはその代償を払うことになると多くの人が感じていたはずです。
先越されて告白されてしまって、
しかも受け入れられてしまった茫然自失の吾郎ちゃんの表情、忘れられませんよね。
そのまっすぐな心根から、当然、最後に報われる・・・
と思っていましたが。
彼の気持ちの回収、ありませんでしたね^^;
NEWSの曲などで盛り上げていましたが、
冷静に考えると、催眠術をかけられて付き合ったものを、初恋として大事にしていたことになるので、
芯からの切なさを感じるには、釈然としない部分が残りすぎていたように思います。
やっぱり5話ではキツかったのでしょうか。


家売るオンナ北川景子5.jpg

<家売るオンナ>
このクールで一番の数字を上げたこのドラマ。
どこか家売りサイボーグ的な「さんチー」のキャラがとっても立っていましたよね。
サイボーグ的に見えながらも、その表情とは裏腹に、ものすごく人間的な配慮を重ねて
相手の琴線に触れ、次々と家を売っていました。
クールな風情なのですが、心の中ではお嫁に行きたくて、
一生懸命頑張るんですが、空回りしてるところが可愛かったですね。
完璧に見えて、意外なところに隙があることがわかって、愛おしさ倍増でした^^
家売るオンナ臼田あさ美.jpg
「ちちんぷいぷい」の臼田あさ美。
彼女はどんな役をやっても、いつも男の味方感半端ないですね。
近くに一人いて欲しいタイプです。


受験のシンデレラ川口春奈.jpg

<受験のシンデレラ>
映画「ビリギャル」のヒットで、受験ものに脚光があたりましたが、これも受験生と先生を描いたお話でした。
今クールではもう一本、「仰げば尊し」が先生と生徒になってましたね。
そして両方とも先生のほうが体を壊してしまう。
かぶるときって、案外そういうものですよね。
「ビリギャル」もそうでしたけど、結構教え方に特徴があって面白かったですよね。
川口春奈も、一時、お母さん役とかやって、打ち切りの憂き目にあってましたけど、
やっぱりまだまだ学生が似合いますよね。
その中で気になったのが、彼女の歩き方です。
手を横に揺らしながら歩くんですよね。
足の運びも見方によっては微妙な角度で・・・
あれは演技だったのか、普段からそうして歩いているのか、
ちょっと気になりました。


仰げば尊し多部未華子4.jpg

<仰げば尊し>
多部未華子って、デビュー時は男の子の役とかやっていましたけど、
いつのまにか、匂うような女の人になっちゃいましたね。
ビックリです。

<関連記事>
2016-春ドラマ 出てくるのが善意なドラマ&ネームが大事?
2016-新春ドラマ 日常における心の機微
2015-秋冬ドラマ 忘却探偵との距離の縮め方
2015-夏ドラマ なつかしワールドとブルース・リー以来の感覚
2015年新春ドラマサマリー~キレキレな草彅くん+女優陣がアツい!
夏のドラマサマリー2014~「HERO」と「アオイホノオ」それぞれの最終回~
アオイホノオ~そして最終回へ:山本美月と黒島結菜にみる「みゆき」~
夏のドラマサマリー2014~キムタク「HERO」の内容と視聴率にホッ&深夜ドラマが熱い!~
最終回、キムタク、篠原涼子、北川景子の黄金のトライアングル-「月の恋人~Moon Lovers~」
春のドラマサマリー2014~ハセキョーよりキョンキョンを選んだ男~
新春ドラマサマリー2014~幸せになったのは誰?
失恋ショコラティエ~いよいよ来週最終回
首の曲げ方が…「ブザー・ビート」の相武紗季
一途なジェジュン-「素直になれなくて - HARD TO SAY I LOVE YOU」
新春ドラマサマリー2014~あまちゃんコンビが見応えのある硬派ドラマ


ドラマ「時をかける少女」 オリジナル・サウンドトラック

ドラマ「時をかける少女」 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: 池 頼広
  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: CD



恋を知らない君へ【初回盤】(DVD付)

恋を知らない君へ【初回盤】(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ジャニーズ・エンタテイメント
  • 発売日: 2016/07/13
  • メディア: CD



アニメ版 時をかける少女

アニメ版 時をかける少女

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



時をかける少女 Blu-ray BOX

時をかける少女 Blu-ray BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: Blu-ray


ブログトップへ戻る


@ミック-Thinking @ミック-Thinking 読者登録