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結末の違う“ダンス・ウィズ・ウルブズ”-「アバター」 [洋画]

「君の名は。」の大ヒットでにわかに映画の歴代興収ランキングが注目されましたが、
世界の歴代興収代1位の映画といえば、この「アバター」です。
また、眼鏡をかけての3D鑑賞のはしりでもありました。
当時は3D字幕に酔う、との噂が流れていたため、
字幕派だった私ですが、3D+吹き替え版で、友人の勧めで前の方の席での鑑賞しました。
(私の周りでは、前の方が酔わないという噂も流れていました)

アバター画像.jpg

迫力満点の映像で、全編これ見せ場という中、思った事は、
これは結末の違う「ダンス・ウィズ・ウルブズ」だったかな、ということ。

「ダンス・ウィズ・ウルブズ」は、はからずも先住民と触れ合うことになった一兵士が、
彼らの精神世界の高さに触れ、それまで知りえなかった喜びに遭遇していく物語。
ものを見る立場が変わる事により、善悪の判断までが逆転し、
力あるもの、数の多いものの横暴に気付きレジストしていく。
そんな姿を通して描く、先住民たちとの素敵な友情物語でした。

この映画でも、アバターの体とリンクし、相手種族の世界に溶け込む事によって、
もうひとつの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」的世界が語られていたように思います。

「ダンス…」の結末は、ひとりの人間の等身大の生きざまが描かれていて、
ハッピー・エンドではありませんでしたが、
しみじみと泣けてくるようなものでした。
それに対し、こちらは、ヒーローものの大団円よろしく、
カタルシスに溢れるものになっていましたね(^_^)

相手種族との心のふれあいの深さという点では「ダンス…」に軍配。
絵作りの巧みさで、「アバター」というところでしょうか。

単純なシーンでしたが、リンクした主人公が最初に走ったシーン、
喜びにあふれていて、いいシーンでしたよね^^

アバターの鼻は、かつての亀田戦後の内藤選手のようでした(笑)

3Dについては、昔ディズニーランドで観た「キャプテンEO」から、
それほど劇的な変化があったとは感じられなかったかなぁ。
背後の遠目の絵の動きが激しいと、やっぱり見づらいと思いました。


アバター 公式完全ガイド

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  • 作者: マリア・ウィルヘルム
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  • 発売日: 2009/11/25
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ターミナル-見逃していたスピルバーグ [洋画]

NHK-BSのスピルバーグ特集も終わりに近づいてきましたね。
昨日は長いこと見逃していた「ターミナル」が放映されていました。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズがよかった~
CMで観たりするときのようにゴージャスに女女してないのがよかったですね^^
ロイス・レイン風の等身大の感じがよかった。
それでも瞳が潤んでいて、非常に好感が持てて素敵でした。

ターミナル1.jpg

瞳、潤んでますね。

ターミナル2.jpg

CMなどでは見られない可愛らしさ。

ターミナル3.jpg

こういう何気ない上目づかいの流し目みたいなのされたら、
知らんうちにやられちゃうな~、きっと。

ターミナル4.jpg

ストレートな笑顔、こっちもうれしくなっちゃいます。

もうひとついいな~って思ったのは、
ドラマの中で、いつの間にか愛すべき仲間ができていったってとこかな~
そこらへんの演出がスムーズで、素直に気持ちよさを楽しめました。
それぞれのサブストーリーもよかったですね。

ターミナル5.jpg

トム・ハンクスに対するイミグレーション別室での会話。
原語で聴いてみたんですが、ほとんど聴き取れませんでした^^;
もし、同じような目にあったら、私もアメリカでさえ意思疎通できませんね。
それがちょっとショックだったかな(笑)


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もうすぐ、スピルバーグ特集 [洋画]

来週からNHKBSで、スピルバーグの特集が始まりますね^^
未見の作品の放送もあるようなので楽しみです。

スピルバーグといえば、デビューから人気監督に上り詰めるまでの鮮烈さとスピードと、その収益性ですよね。
「激突!」から始まって、一作おいて「JAWS」、「未知との遭遇」、一作おいて「レイダース/失われたアーク」、「E.T.」と続く作品群は、黎明期の監督の作品としては圧巻です。

スピルバーグ特集.jpg

当時、私の田舎では、プリントの配給の関係からか、
映画は常に東京などでロードショーされてから数ヶ月後の公開になってました。
それが普通で何とも思ってませんでしたが、
「JAWS」の時初めて同時公開されてビックリ!でした。
今思えば、拡大ロードショーってやつだったのかな~?
テレビの紹介番組とタイムラグがなくって盛り上がりました。
映画の内容は…、怖かった~^^;

「未知との遭遇」は、「スター・ウォーズ」との関係でちょっと割を食った感じがありましたけど、
それでも堂々たるメガヒットでしたね^^

そして、E.T.。
これは今でも忘れられないくらい事前の盛り上がりが尋常じゃなかったです。
公開前から話題沸騰で、みんな観る前からやたらと話してた印象がありますね~
それまでの作品から類推して、純粋なSFでちょっと怖目なものを想像してたと思います。
作品の中身に関していろんな噂があって、
誰々の兄貴が米国旅行中に観てきたらどうだったとか、
映画関係の誰々は観て泣いたらしいとか言われて、え~一体どんななの?ってワクワクでした。
あまりに盛り上がったので、混むのがわかっていても気持ちが抑えきれず、
どうしても初日に観に行きたくて、深夜興業ならなんとかなるだろうと出掛けましたが、
結局すっごく並びました。
あのような暖かいドラマだということは、観てはじめて知った次第です。
その後の作品群を観ると、そんな映画を撮ったとしても何の不思議もありませんが、
当時はスピルバーグがこんなの作った~ってすごく新鮮に感じました。
そして、とても尊敬しました。
いろんな映画がつくれるんだな~って。
いい例えかどうわかりませんが、
「勝手にシンドバッド」歌ってたサザンが「いとしのエリー」を世に送り出した時のショックと似てるかな?

ET.jpg

今回の特集では、「激突!」や「未知との遭遇」、「E.T.」の他に、
未見の作品も放映されるようなので楽しみです^^

ところで、「E.T.」のことを思い出していくうちに、
気がつきたくないことにも思い当たってしまいました。
こないだ観た「河童のクゥと夏休み」というアニメ、
よく考えてみたら話が「E.T.」とそっくりなんですよね~
そこら辺の評価は世間ではどうなってるんでしょう?
王道な話だから別に似ててもいいのかな。


ユリイカ2008年7月号 特集=スピルバーグ 映画の冒険はつづく

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  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2008/06/27
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 [洋画]

過日BSで、ハムナプトラシリーズが放送されていました。
その中の第3弾、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」。
これまでのこのシリーズ、ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズが、
ところかまわずラブラブになるところがとても好きでした。
アクションシーンよりもニヤニヤしてみてたんですが、
今度の作品ではそのレイチェル・ワイズが降板ということで、
ちょっとガッカリ。
二作目からだいぶ歳月を経ているので、
もしかしたら出演しててもガッカリだったかもしれませんが、
「ナイロビの蜂」なんかを観てるとまだまだいけてそうだったのに…
特に、二作目で、たびたび息子の前でイチャイチャしだして、
そのたんびに息子から、「も~、家でやってよ~」って言われてたのがよかったですね~
なんか憧れでした(^_^)

その息子が今回の作品では大活躍なんですが、
さすがに存在感はブレンダン・フレイザーの方が1枚も2枚も上でした。
さらに続編があるならば、まだまだ代替わりはできませんね。

そして、もうひとり忘れてならないのはレイチェル・ワイズのお兄さん役。
あのお兄さん、最初にどうしようもない奴と思わせておいて、
結構、粋なチョイ悪オヤジなんですよね~
見終わった後には好きになってました^^
今回の一篇でも大活躍です。

今回の作品は、全二作にも増してVFXに資金を投じていたようでしたが、
そろそろそういう作品には食傷気味になってきているんじゃないでしょうか?
なんかそういう気がします。
もう、あんまり凄いと思わないしありがたみも感じないし、
もっと現実的で人間的な表現が求められてるんじゃないでしょうかね~

ハムナプトラ3-3.jpg


ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 (竹書房エンターテインメント文庫)

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  • 作者: マックス・アラン・コリンズ
  • 出版社/メーカー: 竹書房
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 [洋画]

こないだ「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」やってましたね。

封切り当時、「最後の聖戦」から久しぶりのシリーズ新作でしたが、
そこはちゃんとインディ・ジョーンズの拡大再生産になってましたね~
前半部がちょっと「バック・トゥー・ザ・フューチャー」っぽくて、
後半部が一部「未知との遭遇」っぽいかな。
顔の写ってないシーンもありましたけど、
ハリソン・フォードはちゃんとジョーンズ博士のイメージを壊さずに演じられていたと思います。
謎あり冒険ありロマンスありで、前作にあったような絆も別の形で盛り込まれてましたね~
VFXももちろん使っているのでしょうが、そういったものが不自然に早く動いたりすることもなく、
目が疲れることもありませんでした。
密林でのアクションが、あまりにもスポンスポンはまるんで、
かえって食傷気味になるきらいは、ちょっとあったかな^^;
香港映画が好きな人からしたら、もっとやれ~ってなところなのかもしれませんが。

いろいろ考えたりするのが大変なんでしょうけど、対人間にハラハラするシーンが多く、
このシリーズ独特の、未知の知恵みたいなものに対抗していくシーンの比率が、
期待より少なかったかもしれませんね。
大ヒットシリーズなだけに、観る側の期待を超えるのは並大抵のことではないのだと思います。

インディジョーンズ.jpg


インディ・ジョーンズアルティメット・ガイド (LUCAS BOOKS)

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  • 作者: ジェームズ ルシーノ
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  • 発売日: 2008/06
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「卒業」-中学生にはまだ早い? [洋画]

アカデミー賞特集の時に録画しておいた往年の名画「卒業」を時間を見つけてちょこちょこと見ていて、やっと見終わりました。
たぶん、中学生の時にリバイバルで観たので、それ以来ですね。
我々の時代の田舎の中学生って、どんなんだったかハッキリ憶えていませんが、私が観たリバイバルより前に、既に観たことのあるクラスメイトが多数いて、卒業というキーワードが会話に出てくると、そのなかの一人が「サウンド・オブ・サイレンス」っていうと、みんな、オーッとか言ってました。
当時の中学生にとって人気のある話&曲だったみたいです。
自分は全く知らなかったんで、どんないい話だったんだろう?と思ってましたから、リバイバルされたときに速攻で観に行きました。
でも今回、久しぶりに観て、とても中学生が観るような内容じゃないな~と驚いちゃいました。
特に前半のミセス・ロビンソンとのくだりは自分の記憶以上に濃密に描かれていて、こんなの普通に観に行ってたのかな~と当時の自分に赤面したくなるほどでした。
確かに、当時は学校から観に行っていい映画のリストが回ってきていて、「卒業」はもちろん、確か「愛の狩人」とか「栗色のマッドレー」とか相当きわどいのも許可されてましたね。
それだけ、年相応の娯楽がなかったって事なのかな~
それとも、中学生って今自分が想像するより大人だったんだろか?
いずれにしても、中学生にはミセス・ロビンソンに惹かれる気持ちなどわかろうはずもなく、相当退屈したことと思います。
それでも作品が心に残ったのは、後半に出てくるキャサリン・ロス(エレーン)が一瞬にしてミセス・ロビンソンを逆転するだけの魅力を見せていたからで、そこを見た後では前半部のことなんかまったく印象に残らなくなっちゃいますね。
それ故、衝撃的なラストと相まって、中学生の心にも残る作品になれたのだと思います。
多くの人に愛されるふたつの映画で、多くの人に愛されるふたつのキャラクターを演じたキャサリン・ロスは、とても効率よく、心に残る女優さんになれた人ですね(^_^)


卒業 (ハヤカワ文庫 NV 61)

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  • 作者: チャールズ・ウェッブ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1974/02
  • メディア: 文庫



卒業-オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: CD



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やっとちゃんと観た「アメリカの夜」 [洋画]

今年の2月に、何度目かの「アメリカの夜」の再放送があり、録画していました。
この映画、公開時(高校時代)に劇場に観に行き、きちんとストーリーを追えないで帰ってきて以来、何度か再放送され、そのたんびに今度こそキチンとストーリーを追おう追おうと思ってきましたが.、ついぞ果たせずにここまで来ていました。
そして、昨日、34年の歳月を経て、やっとキチンと鑑賞。
アカデミー外国語映画賞の作品の実力を堪能しました。
また、それ以上に長年の心の引っかかりが解消され、ちょっとすっきりした気分に(^_^)
作品は、映画製作現場の日常に起こりうるさまざまな出来事のひとつひとつを愛情を持って描いているもので、まだ仕事もしたことのない高校生では、その達成にいたる紆余曲折や、それを乗り越えるための創意工夫、また、達成したあとに感じる様々な障害があったればこそのいとおしさみたいなものがわからなくて当然なのかも知れません。
困難があったからこその達成感と、その過程が想い出になるってこと、高校生活で一番味わったのって、みんなでしたことでいうと、一年の時の学祭の時じゃないかな~
あん時のお店作りは大変で、毎晩遅くまで残って準備したり、休みの日も出てきてやったりしたけど、その分ものすごくいい想い出になってますね。
自分自身も純粋で、考えすぎて斜めに構えてしまうようなところもなかったし・・・
学祭当日のことより、その準備を一生懸命やったことが懐かしく思い出されます。
「アメリカの夜」はそんな事を感じさせてくれる一本でした。

アメリカの夜2s.jpg


映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版 [DVD]

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懐かしい映画、「レッド・サン」 [洋画]

先般引退を発表したアラン・ドロン。
私的にはいろいろと思い出も多い俳優さんです。
そのアランドロンの出会いの映画といえば、「レッド・サン」でした。
公開されたときはまだ子供で、洋画などろくに見に行ったこともないような自分でしたが、当時のマスコミのあおりがものすごくて、つられて見に行ってしまいました。
クラスの(特に男子)はほとんど観に行ったんじゃないでしょうか、近所のガキ大将たちも観に行ってました。
それほどみんなが興味を引かれるようなあおりでした。
自分の中ではETの時のあおりに匹敵するような記憶です。
日米仏の三大スターの夢の競演。
当時、チャールズ・ブロンソンは日本で最も有名なハリウッド男優で、日本での人気はすさまじいものがありました。
アラン・ドロンは名前を聞いたことがある程度でしたが、雑誌に載った宣伝写真を見て、ものすごい美男子なのに大いに驚きました。
20代にしか見えなかったのに、確か35才と書いてあってビックリ。
ブロンソンが50台だったのにも驚きましたけど・・・
三船敏郎は「男は黙ってサッポロビール」のCMで有名な日本を代表する俳優でしたが、世界での立ち位置については知らなかったなぁ~
当時の自分は落ち着きがなく、映画を退屈せずに観たり、列車に遠くまで退屈せずに乗ったりすることが苦手で、この「レッド・サン」も最後まで座って観ていられたこと自体に達成感を感じているような状態でした(^_^;)
作品に対する世間の評価は、前評判先行というようなもので、決して高くはなかったように思いました。
でも、ものすごく久しぶりに観てみたら意外と面白かった~
容姿や考え方など文化の全く異なる二人の50男が、ドロンを追う旅を通して友情を育むロード・ムービーでした。
まだ若い自分たちにとって、少し刺激の強い場面があったことも懐かしく思い出されました。
当時の自分を思い出せる、貴重な一本ですね(^_^)


レッド・サン ニューマスター版 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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「いちご白書」、観たことありますか? [洋画]

私が少年の頃に最も心に残った映画は、「ブラザー・サン シスター・ムーン」ですが、
その映画に出会う前に、もう一本だけとても心に残った映画がありました。
「いちご白書」です。
少しませた友人に連れて行かれ、仲のよい友人グループ4~5人で観に行きました。
また、あまりに感動したので、別の日に一人で観に行きました。
もう、記憶があいまいですが、何かを確かめに行ったような気もします。
当時、大人の映画を理解するリテラシーは私自身には全然ありませんでしたが、
そんな私でも感動せざるを得ない鮮烈なラストシーンがありました。
映画が好きになって、主演女優のキム・ダービーにも肩入れしたんですけど、
あのころは全く情報が出てこなかったですねぇ。
観終わってすぐに、ラストシーンで歌っていた曲を探しにレコード屋にも行きました。
長いことDVD化もされず、幻の作品ともなっていましたが、
近年ではBSなどのカンヌ映画祭特集で取り上げられたり、
2011年には「ひまわり」とともに"語り継ぎたい映画シリーズ"第一弾としてリバイバル上映されたりして、多少は身近になった感じがします。
カンヌ映画祭特集の時、かなり久しぶりに観たんですが、やっぱり結構忘れていたことがありました。
一番驚いたのは、主演の二人の出会いが、「ニュー・シネマ・パラダイス」と同じだったことかな。
そういやぁそうだった~、と思いました。
「ニュー・シネマ・パラダイス」を観たときに出会いのシーンに反応したのは、心の中に「いちご白書」があったからなのかもしれないですね。
最初に観たときには何にも知りませんでしたけど、コロンビア大学っていうと、マンハッタンの北側、アッパーウエストサイドとハーレムの間ぐらいにあります。
ですから、二人が食料調達に行った帰りに通った公園は、セントラルパークじゃないですかね~
ボートの練習してるのは、たぶん、マンハッタン島の外周、ハドソン川とかじゃないのかな~
ユーミンらが、「いちご白書」のラストがよかったって話をしてて、曲を作ったのは有名な話ですが、生まれが5年も違うと、我々の世代では想い出を共有できる人が極端に少なくなってしまうのが寂しいところです。
ちなみに、ユーミンはノン・ビブラート唱法として有名ですが、
デビュー前は、この「いちご白書」の主題歌、「サークル・ゲーム」を歌っていたバフィー・セントメリーばりの、ビブラート唱法だったそうです。
ご本人が言っていましたよ。

https://www.youtube.com/watch?v=3cFlKS9lZyo
https://www.youtube.com/watch?v=Rh92kiyRBNg


いちご白書0529s.jpg


DREAM PRICE 1000 バンバン+ばんばひろふみ 「いちご白書」をもう一度

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  • アーティスト: ばんばひろふみ,荒井由実,さだまさし,小泉長一郎,竜真知子,瀬尾一三,石川鷹彦,木田高介,大村雅朗
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス
  • 発売日: 2001/10/11
  • メディア: CD



シンガー・ソングライターからの贈り物 荒井由実作品集「いちご白書」をもう一度/卒業写真

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/01/21
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もうすぐ「いちご白書」 [洋画]

いよいよ「いちご白書」の放送が今週の金曜日に迫ってきました。
なんだかしばらく離ればなれになっていた恋人に再会するようで、とても楽しみです。
中学生の頃、映画館で見た想い出と、高校生の頃、土曜の昼過ぎにテレビ放映されるっていうので、必死になって走って帰った想い出とふたつありますね。

劇中に、プラスチック・オノ・バンドやCSN&Yをはじめとするさまざまな楽曲が使用されていますが、それらに負けず光っているのが、主題歌の「サークル・ゲーム」です。
今思うと、特に1番は、さながら田舎時代の小さい頃の自分たちのことを歌っているようでもありました。
また、少し英語が分かるようになってから、

We're captive on the carousel of time.
We can't return we can only look behind
from where we came.
And go round and round and round
in the circle game.

という歌詞の
can't と can 発音の違いを必死になって聴き取ろうとしたり、
we can only look behind from where we came
というのはどこから何を見てるんだ?と、必死に考えたりしたことも。

主演のキム・ダービーの情報、のどから手が出るほど欲しかったですが、当時はな~んにもでてきませんでしたね。
その後の出演映画の封切りもなく、幻の女の子でした。
まさに、一瞬の輝きだったなぁ~

KimDarby.jpg


いちご白書 (角川文庫)

いちご白書 (角川文庫)

  • 作者: ジェームズ クネン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫



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