再会な最終回-「南極大陸」 [ドラマ]
更新が遅れてすみません。
「塚原卜伝」が、ちょっと中途半端な時期に終ってしまったので、
この間最終回を迎えた「南極大陸」について触れてみたいと思います。

キムタクのドラマといえば、リン・チーリンと共演した「月の恋人」以来となるわけですが、
あの時は、主人公の心の持ち方が、やや一般的でなく、
気持ちを理解してあげるのがちょっと大変でしたよね。
結局、その気持ちを最も理解してあげられた女性、篠原涼子とゴールインしたわけですけど、
多くの視聴者は、気持ちを理解しきるところまで我慢できずに、
ちょっと離れて行ってしまいました。
確か、W杯などが挟まって微妙で、キムタクドラマにしては視聴率も低迷したと思います。

それを受けての、今回のドラマ。
やはり途中、視聴率の低迷はありましたが、トータルでは前作を凌いだようですね。
同クールに「家政婦のミタ」があり、目立ちませんでしたけど。
また、キムタクドラマにしては恋愛要素がなく、果たして女性は観てたのか?
と、思いますが、どうだったのかなぁ。
女性ファンに頼らずの数字だったら、結構立派なような気がします。
今回演じた人物像は、「月の恋人」のときよりも、ずっとわかりやすかったですね。
善意に溢れる人で、その善意を盾に、成功率の低い案を主張し、結局やり遂げてしまうような。
そういう論理より感情優先型の人物のほうが、周囲に及ぼす影響が大きくて、
主人公らしく、見ている方もいついて行きやすいのかもしれません。
キムタクが演じる役柄にしては、少しステレオタイプが過ぎた感もありましたが・・・
そのキムタクと対極をなしていたのが堺雅人で、
感情に左右されず冷静な判断を試みる人物ながら、周囲からの人気は低く、
ややギャンブル的なキムタクの行動が、結果を伴うようなストーリーだったため、
実績でも評価されずじまいでした。
結局、キムタク側に人間性を変えて行くような流れになっていました。
私は、堺雅人のような冷静な判断をする人物の必要性、あると思いますし、
要は言い方の問題で、鋭い目を持っていても、言い方まで鋭くしてしまうと、
多くの人には受け入れられ難くなってしまうのでしょうね。
大将の器の人は受け入れてくれるので、結局、参謀タイプということになってしまうのでしょう。

このドラマ、犬の表情を見せる演技、頑張ってましたね。
もう少し話題にして欲しかったのでしょうけど、
結構、スルーだったかもしれません。
やらせてた方は、大変だったかも。

最終回の見どころは、やはり再会シーンですね。
前にも書きましたが、私が映画・ドラマで最も好きなシーンは、この再会シーンです。
最終回の再会シーン、まずひとつ目は樺太犬との再会でした。
私たちはキムタクの心情のすべてを観ていますが、
犬たちは全くわかっていません。
置き去りにした時の気持ちも、迎えに来た時の気持ちも。
だから、犬たちとキムタクの気持ちがあっていたかどうかは微妙です。
しかし、もうひとつの再会の方は、気持ちがぴったり合っていましたね。
キムタクと綾瀬はるかとの再会です。
この気持ちがあっている時の再会、最高ですね。
自分の気持と相手の気持の答え合わせをしたい。
そんな願いのかなった瞬間でした。
私は、こちらの再会のほうが、好きでした。
<関連記事>
最終回、キムタク、篠原涼子、北川景子の黄金のトライアングル-「月の恋人~Moon Lovers~」
次週、最終回、傷付いたキムタクを包んだものは?-「月の恋人~Moon Lovers~」
最終章、序幕。物語は大きく動きました。-「月の恋人~Moon Lovers~」
レゴリスは月の砂。次週から最終章の序幕?-「月の恋人~Moon Lovers~」
キムタクの心、ちょっとは熱く燃えてきたかな?-「月の恋人~Moon Lovers~」
キムタクの心は病んでる?、それとも信長的なの?-「月の恋人~Moon Lovers~」
クールでヒールなキムタク、未だその全貌は明かされず?-「月の恋人~Moon Lovers~」
愛情や友情はあったのかな-「月の恋人~Moon Lovers~」
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「塚原卜伝」が、ちょっと中途半端な時期に終ってしまったので、
この間最終回を迎えた「南極大陸」について触れてみたいと思います。

キムタクのドラマといえば、リン・チーリンと共演した「月の恋人」以来となるわけですが、
あの時は、主人公の心の持ち方が、やや一般的でなく、
気持ちを理解してあげるのがちょっと大変でしたよね。
結局、その気持ちを最も理解してあげられた女性、篠原涼子とゴールインしたわけですけど、
多くの視聴者は、気持ちを理解しきるところまで我慢できずに、
ちょっと離れて行ってしまいました。
確か、W杯などが挟まって微妙で、キムタクドラマにしては視聴率も低迷したと思います。

それを受けての、今回のドラマ。
やはり途中、視聴率の低迷はありましたが、トータルでは前作を凌いだようですね。
同クールに「家政婦のミタ」があり、目立ちませんでしたけど。
また、キムタクドラマにしては恋愛要素がなく、果たして女性は観てたのか?
と、思いますが、どうだったのかなぁ。
女性ファンに頼らずの数字だったら、結構立派なような気がします。
今回演じた人物像は、「月の恋人」のときよりも、ずっとわかりやすかったですね。
善意に溢れる人で、その善意を盾に、成功率の低い案を主張し、結局やり遂げてしまうような。
そういう論理より感情優先型の人物のほうが、周囲に及ぼす影響が大きくて、
主人公らしく、見ている方もいついて行きやすいのかもしれません。
キムタクが演じる役柄にしては、少しステレオタイプが過ぎた感もありましたが・・・
そのキムタクと対極をなしていたのが堺雅人で、
感情に左右されず冷静な判断を試みる人物ながら、周囲からの人気は低く、
ややギャンブル的なキムタクの行動が、結果を伴うようなストーリーだったため、
実績でも評価されずじまいでした。
結局、キムタク側に人間性を変えて行くような流れになっていました。
私は、堺雅人のような冷静な判断をする人物の必要性、あると思いますし、
要は言い方の問題で、鋭い目を持っていても、言い方まで鋭くしてしまうと、
多くの人には受け入れられ難くなってしまうのでしょうね。
大将の器の人は受け入れてくれるので、結局、参謀タイプということになってしまうのでしょう。

このドラマ、犬の表情を見せる演技、頑張ってましたね。
もう少し話題にして欲しかったのでしょうけど、
結構、スルーだったかもしれません。
やらせてた方は、大変だったかも。

最終回の見どころは、やはり再会シーンですね。
前にも書きましたが、私が映画・ドラマで最も好きなシーンは、この再会シーンです。
最終回の再会シーン、まずひとつ目は樺太犬との再会でした。
私たちはキムタクの心情のすべてを観ていますが、
犬たちは全くわかっていません。
置き去りにした時の気持ちも、迎えに来た時の気持ちも。
だから、犬たちとキムタクの気持ちがあっていたかどうかは微妙です。
しかし、もうひとつの再会の方は、気持ちがぴったり合っていましたね。
キムタクと綾瀬はるかとの再会です。
この気持ちがあっている時の再会、最高ですね。
自分の気持と相手の気持の答え合わせをしたい。
そんな願いのかなった瞬間でした。
私は、こちらの再会のほうが、好きでした。
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卜伝誕生-「塚原卜伝」 [ドラマ]
「塚原卜伝」、最終回。
更新が遅れてすみません。

見どころは何と言っても師匠との対決でした。
しかし、剣の達人、戦わずして勝つの極意を極めた卜伝。
ちょっとは戦いましたけど、相手にならない感じで決着がついてしまいました。
結局、最もチャンバラっぽかったのは、初回の野盗との対決ということになるのでしょうか。
あと、榎木孝明ともチャンバラっぽかったかな。
圧倒的な強さを表現しながらも、
手に汗握る対決にしなければならないところに難しさがあったようですね。
あとは、これ以上の表現をするならば、本当に剣が上手い人を連れてくるか、
黒澤映画みたいに長期間、稽古を積んで臨むかになってしまうのでしょう。
ブルース・リーの映画でもそうですが、本物の迫力はやはり違います。
剣の練習に贅沢に時間が使えた時代がなつかしいですね。

京野ことみの方も、あっさりとお嫁に行っちゃって、
気持ちの切り替えが出来てよかったのでしょうが、
あれだけの期間、想い続けていたので、少しだけ、なんとも言えない気持ちもしますね。
自分の力で心の切り替えができない時、周囲のおせっかいでするお見合いというのは、
引きずる心を断ち切るのに踏み出すステップになるのでしょう。
よい親御さんや主君に恵まれたのだと思います。

「組!」の山南さんの余韻で観ましたが、全七回では掘り下げるには、
時が足りなかったみたいですね。
もう少し長いスパンで描かれる日が来たら良いなと思いました。

ともかく、何が一番素晴らしかったかといえば、
左門の若を立てる気持ちでしたでしょうか。
あの友情は何ものにも代えがたいですよね。
二度目の廻国修行にもお伴して、またしばらくお嫁さん貰えそうにないですね(^_^;)
<関連記事>
長髪な堺雅人-「塚原卜伝」
もうひとりの自分-「塚原卜伝」
気持ちが合ってきましたね-「塚原卜伝」
卜伝の負傷と左門のフォロー-「塚原卜伝」
卜伝だけを見つめて・・・京野ことみ-「塚原卜伝」
けれん味のない廻国(かいこく)修行と美しい太刀筋-「塚原卜伝」
今日はドタバタでしたね(^_^)・・・CHANGE
「新選組!」ふたたび
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更新が遅れてすみません。

見どころは何と言っても師匠との対決でした。
しかし、剣の達人、戦わずして勝つの極意を極めた卜伝。
ちょっとは戦いましたけど、相手にならない感じで決着がついてしまいました。
結局、最もチャンバラっぽかったのは、初回の野盗との対決ということになるのでしょうか。
あと、榎木孝明ともチャンバラっぽかったかな。
圧倒的な強さを表現しながらも、
手に汗握る対決にしなければならないところに難しさがあったようですね。
あとは、これ以上の表現をするならば、本当に剣が上手い人を連れてくるか、
黒澤映画みたいに長期間、稽古を積んで臨むかになってしまうのでしょう。
ブルース・リーの映画でもそうですが、本物の迫力はやはり違います。
剣の練習に贅沢に時間が使えた時代がなつかしいですね。

京野ことみの方も、あっさりとお嫁に行っちゃって、
気持ちの切り替えが出来てよかったのでしょうが、
あれだけの期間、想い続けていたので、少しだけ、なんとも言えない気持ちもしますね。
自分の力で心の切り替えができない時、周囲のおせっかいでするお見合いというのは、
引きずる心を断ち切るのに踏み出すステップになるのでしょう。
よい親御さんや主君に恵まれたのだと思います。

「組!」の山南さんの余韻で観ましたが、全七回では掘り下げるには、
時が足りなかったみたいですね。
もう少し長いスパンで描かれる日が来たら良いなと思いました。

ともかく、何が一番素晴らしかったかといえば、
左門の若を立てる気持ちでしたでしょうか。
あの友情は何ものにも代えがたいですよね。
二度目の廻国修行にもお伴して、またしばらくお嫁さん貰えそうにないですね(^_^;)
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今日はドタバタでしたね(^_^)・・・CHANGE
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