最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」 [Mother]
「Mother」、最終回。
もうこれ以上、何を語ることがあるんだろう。
秩序を破って感情のままに行動すれば、さらに不幸な結末が待ってるかもしれない…
そう思いながら観ましたが、
語ること、ありましたね。

語ることもありましたが、なによりどこか座りの悪かった、
観ていたものの胸の中にあったもやもやをスッキリさせてくれた、
とっても素晴らしい最終回でした^^
まず、意表を突かれたのが、松雪泰子とつぐみちゃんの逢瀬の方法です。
つぐみちゃんの声を聞き、いとおしさにあらがえず、
思わず会いに行ってしまえば、さらなる不幸が待っている気がして、
つぐみちゃんが使っていた言葉は、そんなことを連想させるもので、
気が気ではありませんでした。
でもそうですよね、つぐみちゃんは法律なんて知らないんですよね。
自然な気持ちがあるだけで、逢いたい気持ちと勇気があれば会いに来れるんだよなぁ。
この展開には完全にやられました。
つぐみちゃんの再会シーンの演技、ぐっときましたね。
会いたい思いの表現に圧倒されて、その道中のことを思い気遣う松雪泰子が目立たぬほど。

そして、つぐみちゃんのほうから飛び込んで来てくれたことによって、
夢見て破れた幸せな日々が、たった一日だけ実現します。
これは至福の時でした。
前回、田中裕子が話していた、
「たった一日あればいい・・・」
という言葉、ここで再び胸にしみました。
この日があったから、その思い出を心に生きていける、
そんな風に思える、とっても素敵な一日でした。
観てる私たちのスッキリも、この日を見せてもらえたからでしょう。

また、今回のもう一つの驚きは、田中裕子が犯したと見られていた過ちの秘密でしょうか。
夫もろとも家に火をつけたとされた田中裕子。
その娘をささえたいという強い気持ちも鑑み、
内に激情を秘めた人なのかと思っていましたが、
どうやら違ったようですね。
ただただ、娘を守りたい、気持ちを楽にしてあげたい、
そういう思いで己を捨てた末の行動が、世間にそう評価されてしまったよう。
我々が知ってる「うっかりさん」そのままに、心からやさしい人(芯は通ってるけど)
であったようです。
とってもしたかったであろう言い訳や弁解も、
娘の新たな生活を壊す恐れのあるものとして、封印してきたんでしょうか。
強い人ですね。
男にはわかりませんが、母性とはそれほどのものなのかもしれません。
たった一日の幸福な日を残して、再びこの物語の母と子は別離を迎えます。
切ない思いをさせられながらも、
しかし、物語は私たちに、母性を通した命の継続を訴え、
希望の残るものとなっていましたよね。
つぐみちゃんも、この数ヶ月でちょっぴり成長したようです。
遥か先の幸せの予見もあり、ホント満足して物語を見終えることができました。
最終回を制作された皆さんの努力に、感謝したい気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

このシーンに到るまでのふたりのにじり寄り。
さすがにつぐみちゃんには、荷が重かったかもしれません。
というより、子どもにあんなにじり寄りなんて(それもしゃべりながら)
させる方が不自然だったのかも。
言葉の選び方にも、初回に出てきた言葉(好きなもの帳)ほどセンスが感じられず、
良いシーンだっただけに、少しだけ残念でした。
つぐみちゃんの「あめふりくまのこ」、着うたダウンロードサービスがあるみたいですね^^
<関連記事>
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
もうこれ以上、何を語ることがあるんだろう。
秩序を破って感情のままに行動すれば、さらに不幸な結末が待ってるかもしれない…
そう思いながら観ましたが、
語ること、ありましたね。

語ることもありましたが、なによりどこか座りの悪かった、
観ていたものの胸の中にあったもやもやをスッキリさせてくれた、
とっても素晴らしい最終回でした^^
まず、意表を突かれたのが、松雪泰子とつぐみちゃんの逢瀬の方法です。
つぐみちゃんの声を聞き、いとおしさにあらがえず、
思わず会いに行ってしまえば、さらなる不幸が待っている気がして、
つぐみちゃんが使っていた言葉は、そんなことを連想させるもので、
気が気ではありませんでした。
でもそうですよね、つぐみちゃんは法律なんて知らないんですよね。
自然な気持ちがあるだけで、逢いたい気持ちと勇気があれば会いに来れるんだよなぁ。
この展開には完全にやられました。
つぐみちゃんの再会シーンの演技、ぐっときましたね。
会いたい思いの表現に圧倒されて、その道中のことを思い気遣う松雪泰子が目立たぬほど。

そして、つぐみちゃんのほうから飛び込んで来てくれたことによって、
夢見て破れた幸せな日々が、たった一日だけ実現します。
これは至福の時でした。
前回、田中裕子が話していた、
「たった一日あればいい・・・」
という言葉、ここで再び胸にしみました。
この日があったから、その思い出を心に生きていける、
そんな風に思える、とっても素敵な一日でした。
観てる私たちのスッキリも、この日を見せてもらえたからでしょう。

また、今回のもう一つの驚きは、田中裕子が犯したと見られていた過ちの秘密でしょうか。
夫もろとも家に火をつけたとされた田中裕子。
その娘をささえたいという強い気持ちも鑑み、
内に激情を秘めた人なのかと思っていましたが、
どうやら違ったようですね。
ただただ、娘を守りたい、気持ちを楽にしてあげたい、
そういう思いで己を捨てた末の行動が、世間にそう評価されてしまったよう。
我々が知ってる「うっかりさん」そのままに、心からやさしい人(芯は通ってるけど)
であったようです。
とってもしたかったであろう言い訳や弁解も、
娘の新たな生活を壊す恐れのあるものとして、封印してきたんでしょうか。
強い人ですね。
男にはわかりませんが、母性とはそれほどのものなのかもしれません。
たった一日の幸福な日を残して、再びこの物語の母と子は別離を迎えます。
切ない思いをさせられながらも、
しかし、物語は私たちに、母性を通した命の継続を訴え、
希望の残るものとなっていましたよね。
つぐみちゃんも、この数ヶ月でちょっぴり成長したようです。
遥か先の幸せの予見もあり、ホント満足して物語を見終えることができました。
最終回を制作された皆さんの努力に、感謝したい気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

このシーンに到るまでのふたりのにじり寄り。
さすがにつぐみちゃんには、荷が重かったかもしれません。
というより、子どもにあんなにじり寄りなんて(それもしゃべりながら)
させる方が不自然だったのかも。
言葉の選び方にも、初回に出てきた言葉(好きなもの帳)ほどセンスが感じられず、
良いシーンだっただけに、少しだけ残念でした。
つぐみちゃんの「あめふりくまのこ」、着うたダウンロードサービスがあるみたいですね^^
<関連記事>
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」 [Mother]
「Mother」第10回。
てっきり、ある方向へ物語が傾きだしたと思いながら視聴していましたが、
すっかりやられてしまったようです。
劇中の松雪泰子ではありませんが、
つぐみちゃんにミスリードされてしまいました。
相手が自分をどれだけ甘えさせてくれるのか、
わがままを言っても受け入れてくれるのか、
そういうことを瞬時に判断し、相手が喜ぶことを自然と選択している
幼くして身についたつぐみちゃんの業のなせる技だったのかもしれません。

幸せをつかみそこね、逮捕された松雪泰子。
そのことによって、養母(高畑淳子)周辺も騒がしくなり、
誹謗中傷にさらされることになってしまいましたね。
社長退任や就職内定の取り消しなど、ダメージを受けていました。
しかし、高畑淳子を始め、妹たちふたり(酒井若菜、倉科カナ)は全く恨みつらみを言わず、
とっても立派な態度で通していました。
気丈に振る舞う笑顔がいじらしく、家族の絆の強さが感じられましたね~

一方、自分にかかった嫌疑の矛先をかわすため、
つぐみちゃんの穏やかな生活を奪ったつぐみちゃんの実母。
しかし結局逃れきれず、保護責任者遺棄罪で、
虐待の首謀者の恋人とともに捕まってしまったようでした。
前々回で描かれたような事情を話せば、いくらかの情状酌量はあるのかな。
ともあれ、つぐみちゃんは実母のもとへは帰らず、
松雪泰子が幼い頃過ごしたような施設で暮らすことに。
その施設内での楽しげな姿や元気そうな姿、実母がつけた名で呼ばれていたこと。
山本耕史が告げた、母性を抱いたことが罪ということと、
世間はふたりを再び逢わすことを許さないであろうということなど、
すべてが物語は仮の親子の決別を促し、そのための描写を続けているように見えました。
つぐみちゃんの心にはもう、目の前の現実しかなく、
共に暮らした濃密な時間さえ、子供心に忘れてしまったかのようにも。
ああ、やはり、実母が訪ねてきた時に幼い子に選別などさせても、
その甲斐もなく気持ちは移ろってしまった。
子供は環境に影響されやすく、しかし、順応性もありそうで、
大人の目で最善と思われる道にしっかり導いてあげる必要があるんだろうなぁ
などと徒然に思いながら観ていました。
同時に、ここまでの話、かなりシビアな内容であったのに、
不思議と明るく笑い声の多い、裏腹な描写が多いとも感じました。
それが、起こってしまったことへの諦観を促し、このまま仮の親子の絆はとぎれるのかも…と。

しかし・・・
かかってきた一本の電話。
そして、松雪泰子に下された、3年の執行猶予。
最終回、とっても不幸な展開になりそうで、今から観るのが怖い気分になってしまいました。
松雪泰子とつぐみちゃん、そして松雪泰子の実母(田中裕子)と養母。
一体、彼女らの間に、今以上にしてあげられること、話さなきゃならないことが、
果たしてあるんでしょうか。
とっても難しいことだと思いますが、最終回、それがあることを期待して、待とうと思います。

今回は、田中裕子が幼い松雪泰子を手放すに至った理由の詳細が判明しました。
今は穏やかに見えますが、胸の中には激情があったようですね。
そんな激情が、死をも恐れぬ強い気持ちで娘を守りぬく行動の源として、
彼女の血の中に脈々と流れているのかもしれません。
そしてその血筋を受け継ぐ娘にも・・・
田中裕子からは、大事な一日があれば、
それだけで十分良い人生だったと思えるという旨の言葉もありました。
でもそれは、その大事だと思った日の気持ちが、ずっと変わらぬと思えればこそなのでは?
最後に、その確認をさせてあげたいですね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

ブログトップへ戻る
てっきり、ある方向へ物語が傾きだしたと思いながら視聴していましたが、
すっかりやられてしまったようです。
劇中の松雪泰子ではありませんが、
つぐみちゃんにミスリードされてしまいました。
相手が自分をどれだけ甘えさせてくれるのか、
わがままを言っても受け入れてくれるのか、
そういうことを瞬時に判断し、相手が喜ぶことを自然と選択している
幼くして身についたつぐみちゃんの業のなせる技だったのかもしれません。

幸せをつかみそこね、逮捕された松雪泰子。
そのことによって、養母(高畑淳子)周辺も騒がしくなり、
誹謗中傷にさらされることになってしまいましたね。
社長退任や就職内定の取り消しなど、ダメージを受けていました。
しかし、高畑淳子を始め、妹たちふたり(酒井若菜、倉科カナ)は全く恨みつらみを言わず、
とっても立派な態度で通していました。
気丈に振る舞う笑顔がいじらしく、家族の絆の強さが感じられましたね~

一方、自分にかかった嫌疑の矛先をかわすため、
つぐみちゃんの穏やかな生活を奪ったつぐみちゃんの実母。
しかし結局逃れきれず、保護責任者遺棄罪で、
虐待の首謀者の恋人とともに捕まってしまったようでした。
前々回で描かれたような事情を話せば、いくらかの情状酌量はあるのかな。
ともあれ、つぐみちゃんは実母のもとへは帰らず、
松雪泰子が幼い頃過ごしたような施設で暮らすことに。
その施設内での楽しげな姿や元気そうな姿、実母がつけた名で呼ばれていたこと。
山本耕史が告げた、母性を抱いたことが罪ということと、
世間はふたりを再び逢わすことを許さないであろうということなど、
すべてが物語は仮の親子の決別を促し、そのための描写を続けているように見えました。
つぐみちゃんの心にはもう、目の前の現実しかなく、
共に暮らした濃密な時間さえ、子供心に忘れてしまったかのようにも。
ああ、やはり、実母が訪ねてきた時に幼い子に選別などさせても、
その甲斐もなく気持ちは移ろってしまった。
子供は環境に影響されやすく、しかし、順応性もありそうで、
大人の目で最善と思われる道にしっかり導いてあげる必要があるんだろうなぁ
などと徒然に思いながら観ていました。
同時に、ここまでの話、かなりシビアな内容であったのに、
不思議と明るく笑い声の多い、裏腹な描写が多いとも感じました。
それが、起こってしまったことへの諦観を促し、このまま仮の親子の絆はとぎれるのかも…と。

しかし・・・
かかってきた一本の電話。
そして、松雪泰子に下された、3年の執行猶予。
最終回、とっても不幸な展開になりそうで、今から観るのが怖い気分になってしまいました。
松雪泰子とつぐみちゃん、そして松雪泰子の実母(田中裕子)と養母。
一体、彼女らの間に、今以上にしてあげられること、話さなきゃならないことが、
果たしてあるんでしょうか。
とっても難しいことだと思いますが、最終回、それがあることを期待して、待とうと思います。

今回は、田中裕子が幼い松雪泰子を手放すに至った理由の詳細が判明しました。
今は穏やかに見えますが、胸の中には激情があったようですね。
そんな激情が、死をも恐れぬ強い気持ちで娘を守りぬく行動の源として、
彼女の血の中に脈々と流れているのかもしれません。
そしてその血筋を受け継ぐ娘にも・・・
田中裕子からは、大事な一日があれば、
それだけで十分良い人生だったと思えるという旨の言葉もありました。
でもそれは、その大事だと思った日の気持ちが、ずっと変わらぬと思えればこそなのでは?
最後に、その確認をさせてあげたいですね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: TVサントラ,REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ブログトップへ戻る
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」 [Mother]
「Mother」第9回。
親子の運命が暗転するシーンの作り方、素晴らしかったですね。
初回の時も思いましたが、映画を観てるようでした。
1シリーズのうちに2度もそのような思いをした作品て、記憶にないです。
今回も、満足度の非常に高い回になっていたように思います、
実の母に甘え、新たな戸籍(とても高価)を手に入れようとする松雪泰子。
いつの間にか、信頼関係は完全に回復していましたね。
もはや母と呼ぶことに何の抵抗もない様子です。
これ程までの己を捨てた包容力を見せられれば、心を許して頼れますし、
事実、田中裕子には松雪泰子とつぐみちゃんに対するまっすぐな愛情しかないでしょう。

そして、晴れて家族になる日を夢見て、3人で伊豆へ。
田中裕子の体調への不安はあるものの、
とっても希望に満ちた旅立ちでした。
おのおのが、自分以上に大切に思える人が存在する幸せを感じ合える、
そんな至福の時間、これが永遠に続いて欲しい、そう思われたのですが・・・

山本耕史の説得も虚しく、警察に被害届を出したつぐみちゃんの実母。
それを契機に、松雪泰子たちの運命は、一気に暗転します。
幸福な時間の象徴、つぐみちゃんと田中裕子が歌う『あめふりくまのこ』
幸福への扉へと向かう松雪泰子。
しかし無情にも、天はその晴れ間に突然雨を降らし、
扉は開かぬまま、3人の幸福は天気雨に流されてしまいました。
空に轟く松雪泰子の悲痛な叫び。
それが聞こえたと振り返るつぐみちゃんの無邪気な顔。
淡々と職務を遂行する捜査係の人々。

一連の物語の流れ、特に希望と絶望が交錯する、対比の技術が素晴らしかった。
サスペンスとして一級品だった上に、
その情愛にも、思わず涙せずにはいられないシーンがつくられていました。
叫び声、とっても心に響きました。
作り手さんたちを、絶賛してあげたい気分です。
そして、だけど、束の間の幸せ、終わってしまったんですね~
松雪泰子の行為、すべてを知っている我々から見たら、救済としか考えられないのですが、
社会的には誘拐となってしまうのですね。
そして、安易にこの救済を認めれば、社会の秩序が乱れてしまうのも確か。
ただ、どんなに時間がかかったとしても、丹念に状況を精査して、
この場合だけは、救済と認めてあげて欲しいですね。
我々の社会って、それだけの懐の深さ、持ってるのかな。
予告編では、不思議に元気なつぐみちゃんが描かれていました。
あれは何を示唆しているんでしょう。
次週も見逃せませんね。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

ブログトップへ戻る
親子の運命が暗転するシーンの作り方、素晴らしかったですね。
初回の時も思いましたが、映画を観てるようでした。
1シリーズのうちに2度もそのような思いをした作品て、記憶にないです。
今回も、満足度の非常に高い回になっていたように思います、
実の母に甘え、新たな戸籍(とても高価)を手に入れようとする松雪泰子。
いつの間にか、信頼関係は完全に回復していましたね。
もはや母と呼ぶことに何の抵抗もない様子です。
これ程までの己を捨てた包容力を見せられれば、心を許して頼れますし、
事実、田中裕子には松雪泰子とつぐみちゃんに対するまっすぐな愛情しかないでしょう。

そして、晴れて家族になる日を夢見て、3人で伊豆へ。
田中裕子の体調への不安はあるものの、
とっても希望に満ちた旅立ちでした。
おのおのが、自分以上に大切に思える人が存在する幸せを感じ合える、
そんな至福の時間、これが永遠に続いて欲しい、そう思われたのですが・・・

山本耕史の説得も虚しく、警察に被害届を出したつぐみちゃんの実母。
それを契機に、松雪泰子たちの運命は、一気に暗転します。
幸福な時間の象徴、つぐみちゃんと田中裕子が歌う『あめふりくまのこ』
幸福への扉へと向かう松雪泰子。
しかし無情にも、天はその晴れ間に突然雨を降らし、
扉は開かぬまま、3人の幸福は天気雨に流されてしまいました。
空に轟く松雪泰子の悲痛な叫び。
それが聞こえたと振り返るつぐみちゃんの無邪気な顔。
淡々と職務を遂行する捜査係の人々。

一連の物語の流れ、特に希望と絶望が交錯する、対比の技術が素晴らしかった。
サスペンスとして一級品だった上に、
その情愛にも、思わず涙せずにはいられないシーンがつくられていました。
叫び声、とっても心に響きました。
作り手さんたちを、絶賛してあげたい気分です。
そして、だけど、束の間の幸せ、終わってしまったんですね~
松雪泰子の行為、すべてを知っている我々から見たら、救済としか考えられないのですが、
社会的には誘拐となってしまうのですね。
そして、安易にこの救済を認めれば、社会の秩序が乱れてしまうのも確か。
ただ、どんなに時間がかかったとしても、丹念に状況を精査して、
この場合だけは、救済と認めてあげて欲しいですね。
我々の社会って、それだけの懐の深さ、持ってるのかな。
予告編では、不思議に元気なつぐみちゃんが描かれていました。
あれは何を示唆しているんでしょう。
次週も見逃せませんね。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ブログトップへ戻る
道木怜南との二度目の決別-「Mother」 [Mother]
「Mother」第8回。
今回はつぐみちゃんの実のお母さんが、つぐみちゃんの虐待に加担するに到るまでの過程が、
長い時間をかけて丁寧に描かれました。

つぐみちゃんが生まれたばかりの頃は、幸せ一杯な良き妻良き母であったつぐみちゃんの実母。
つぐみちゃんのお父さんが若くして亡くなってしまった後も、
つぐみちゃんに不自由な生活はさせまいと、とっても頑張って仕事をしていましたね。
子育ても近所の親類の手を借りながら、キチンとこなせているようでした。
つぐみちゃんが子どもらしいわがままや駄々をこねる素振りを見せても、
大きな愛情で抱擁している様子も見られました。
人よりは少し自分の時間は少ないけど、十分生きがいの感じられる生活のようでした。
問題のないように感じられた生活、
でもそれは薄い氷の上を歩いているかのような生活であったよう。
頑張っていたお母さんに、もう少しだけ加わってしまった負荷。
それが、それまで微妙なバランスの上で割れずに済んでいた氷を割ってしまったようです。
つぐみちゃんは何も変わっていませんでしたが、
お母さんは少しずつ不幸になっていき、徐々に心の弱さが顔をのぞかせていきます。
傍で見て意見したくなるような行為もありましたが、
でも最初のうちは、それでもまだ許容範囲だったでしょう。
心の弱さなんて、誰にでもありますし、処々の事情を鑑みると同情出来る部分もありました。
つくみちゃんにとって不幸だったのは、
お母さんが新しくおつきあいしだした男の人に、
お母さんを取られたかっこうになってしまったことですね~
実母が明らかに母親失格の一線を超えたのは、
つぐみちゃんをひとり残して旅行に行っちゃったあたりでしょうか。
それからは失格街道まっしぐらな感じでしたね。
まさしく、「親が眼を閉じてしまったら、子供はそこで消えてしまう」状態で、
まだ人間関係がお母さんとしかないような環境でそれをやられると、
つぐみちゃん、行き場がないです。
実の母とつぐみちゃんの歴史を長いこと、映像付きで見せられて、
今日に至る事情がよくわかりましたよね。
一度はまったふ深みから、なかなか抜け出せないでもがく様子もありました。
現在だけを見て、軽々に口を挟めない問題であることも感じられました。
そして、物語はここでつぐみちゃんに判断させてしまうんですね~
いままで松雪泰子の視点で物語を見てきた我々にとって、
溜飲の下がる思いを感じなくもなかったのですが、
それでもやっぱり、つぐみちゃん自身に実の母を切り捨てさせたのはどうなんでしょう。
母を切り捨てた記憶、罪として残んないのかなぁ。
大人でも難しい問題を、小さな子に判断させていいのかなぁ。
大人もそれを拠り所に身を引いたり、引かなかったり・・・
もともと、母と決別する覚悟で家を出たつぐみちゃんでしたが、
幼いながらもここでまた大きな選択をすることになってしまいましたね。
つぐみちゃんに実の母のことを好きじゃないといわせたものが、
つぐみちゃんの心の声だったのならまだいいのですが、
松雪泰子への気遣いだったりしたら、それはまたかわいそうなことですね。
そこのところも気になりました。
子供には、無限の選択肢を残しておいてあげたかった気がします。

それにしてもつぐみちゃん、
現在のつぐみちゃんと、実母との蜜月時代のつくみちゃんの演じ分け、
すごかったですね。
今回は、そこに一番驚いたかな。
実のお母さん台風は通り過ぎて言ったようですが、今度は別のものに追われてしまいそうな雰囲気ですね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

ブログトップへ戻る
今回はつぐみちゃんの実のお母さんが、つぐみちゃんの虐待に加担するに到るまでの過程が、
長い時間をかけて丁寧に描かれました。

つぐみちゃんが生まれたばかりの頃は、幸せ一杯な良き妻良き母であったつぐみちゃんの実母。
つぐみちゃんのお父さんが若くして亡くなってしまった後も、
つぐみちゃんに不自由な生活はさせまいと、とっても頑張って仕事をしていましたね。
子育ても近所の親類の手を借りながら、キチンとこなせているようでした。
つぐみちゃんが子どもらしいわがままや駄々をこねる素振りを見せても、
大きな愛情で抱擁している様子も見られました。
人よりは少し自分の時間は少ないけど、十分生きがいの感じられる生活のようでした。
問題のないように感じられた生活、
でもそれは薄い氷の上を歩いているかのような生活であったよう。
頑張っていたお母さんに、もう少しだけ加わってしまった負荷。
それが、それまで微妙なバランスの上で割れずに済んでいた氷を割ってしまったようです。
つぐみちゃんは何も変わっていませんでしたが、
お母さんは少しずつ不幸になっていき、徐々に心の弱さが顔をのぞかせていきます。
傍で見て意見したくなるような行為もありましたが、
でも最初のうちは、それでもまだ許容範囲だったでしょう。
心の弱さなんて、誰にでもありますし、処々の事情を鑑みると同情出来る部分もありました。
つくみちゃんにとって不幸だったのは、
お母さんが新しくおつきあいしだした男の人に、
お母さんを取られたかっこうになってしまったことですね~
実母が明らかに母親失格の一線を超えたのは、
つぐみちゃんをひとり残して旅行に行っちゃったあたりでしょうか。
それからは失格街道まっしぐらな感じでしたね。
まさしく、「親が眼を閉じてしまったら、子供はそこで消えてしまう」状態で、
まだ人間関係がお母さんとしかないような環境でそれをやられると、
つぐみちゃん、行き場がないです。
実の母とつぐみちゃんの歴史を長いこと、映像付きで見せられて、
今日に至る事情がよくわかりましたよね。
一度はまったふ深みから、なかなか抜け出せないでもがく様子もありました。
現在だけを見て、軽々に口を挟めない問題であることも感じられました。
そして、物語はここでつぐみちゃんに判断させてしまうんですね~
いままで松雪泰子の視点で物語を見てきた我々にとって、
溜飲の下がる思いを感じなくもなかったのですが、
それでもやっぱり、つぐみちゃん自身に実の母を切り捨てさせたのはどうなんでしょう。
母を切り捨てた記憶、罪として残んないのかなぁ。
大人でも難しい問題を、小さな子に判断させていいのかなぁ。
大人もそれを拠り所に身を引いたり、引かなかったり・・・
もともと、母と決別する覚悟で家を出たつぐみちゃんでしたが、
幼いながらもここでまた大きな選択をすることになってしまいましたね。
つぐみちゃんに実の母のことを好きじゃないといわせたものが、
つぐみちゃんの心の声だったのならまだいいのですが、
松雪泰子への気遣いだったりしたら、それはまたかわいそうなことですね。
そこのところも気になりました。
子供には、無限の選択肢を残しておいてあげたかった気がします。

それにしてもつぐみちゃん、
現在のつぐみちゃんと、実母との蜜月時代のつくみちゃんの演じ分け、
すごかったですね。
今回は、そこに一番驚いたかな。
実のお母さん台風は通り過ぎて言ったようですが、今度は別のものに追われてしまいそうな雰囲気ですね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: TVサントラ,REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ブログトップへ戻る
命より大事な用事-「Mother」 [Mother]
「Mother」第7回。
涙・涙に衝撃とドキドキ、内容濃かったですね~
ある面、スッキリもできたし、とっても満足感がありました。
実の母田中裕子の導きで、生活の場所を確保できた松雪泰子とつぐみちゃん。
はからずも、数十年ぶりに実の親子が共に暮らすことになりました。
松雪泰子とつくみちゃんを守ること、
田中裕子にとってそれは命より大事な用事なんですね。
つぐみちゃんは、うっかりさんこと田中裕子のこと、すっかり受け入れているようでした。
つぐみちゃんの反応を見ると、松雪泰子が悪いことしているとは思えませんね。
つぐみちゃんが用意した、田中裕子へのサプライズ。
思いがけない喜びに涙。
あんなに小さいのに、大人を感涙にむせばせて。
私は今までで一番泣けました。
こらえきれません・・・

松雪泰子にとっては、やさしいはずがないと規定していた母。
その母の思いがけぬ優しさに触れて、
また、つぐみちゃんという緩衝材もあり、閉ざしていた彼女の心も開きかけていたようです。
ただ、気持ちを整理するうえで、どうしても避けて通れないのは、
母が子を捨てた理由ですね。
今回、それが聞けると思っていなかったので、大変驚きました。
そして、その内容にも。
ここまで引っ張っるに足る、衝撃の事実だったように思います。
そして、微妙に重なる親子の生き様。
松雪泰子は受け止められたのかなぁ。

つぐみちゃんを捜しに東京にやってきた、つぐみちゃんの実の母。
そのことを知ったつぐみちゃん、瞬間的には実の母を選びそうにない反応でしたね。
実の母、つぐみちゃんに会いたい一心でやってきたのかと思っていましたが、
山本耕史が言うように、
そんな気持ちと自分たちが行った虐待の口封じとないまぜな心でやってきたのかも知れませんね~
そして、山本耕史が松雪泰子につきつけた言葉、
「あの母親が改心して、娘を大事にすると涙ながらに訴えた場合、どうする?」
「それが、あの子にとってのハッピーエンドじゃないって、誰に決める権利がある?」
これこそが、もっとも難しい問題だと思いますし、
私自身も、このドラマがそこをどう結論づけるかが一番見たい部分、知りたい部分です。
山本耕史が、私の思いを代弁してくれました。
当然、周囲は返すことないってアドバイスすると思います。
リスクの少ない立場で加担して、良いことした気分にもなれると思いますが、
逆の立場から見ると、つぐみちゃんの実母に、
いくばくかの加害をしてるということになるんじゃないでしょうかね~
実母がしたことは、そうされるに相応しいということなんでしょうけど、
山本耕史が言うように、はたしてそれを決める権利があるものなのかどうなのか・・・
エゴなのか正義なのか、その境目がとってもむずかしくて、悩みます。
そして、謙虚な方が譲るということになってしまったりしないのかな~
松雪泰子がつぐみちゃんの実母と対峙して、どのような言葉を発するのか、
次回、冒頭から見逃せませんね。
最後に、ちょっと感心したことがあったのでひとこと。
松雪泰子に自分を捨てた理由を問われた田中裕子。
とっても正直に答えていましたよね。
もし私が同じ立場だったら、多分もっと自分寄りに言い訳してしまったでしょう。
子に嫌われたくない気持ちと自分の良心が葛藤し、
自分の弱さを出さないでいられたことはすごいことだと思います。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

ブログトップへ戻る
涙・涙に衝撃とドキドキ、内容濃かったですね~
ある面、スッキリもできたし、とっても満足感がありました。
実の母田中裕子の導きで、生活の場所を確保できた松雪泰子とつぐみちゃん。
はからずも、数十年ぶりに実の親子が共に暮らすことになりました。
松雪泰子とつくみちゃんを守ること、
田中裕子にとってそれは命より大事な用事なんですね。
つぐみちゃんは、うっかりさんこと田中裕子のこと、すっかり受け入れているようでした。
つぐみちゃんの反応を見ると、松雪泰子が悪いことしているとは思えませんね。
つぐみちゃんが用意した、田中裕子へのサプライズ。
思いがけない喜びに涙。
あんなに小さいのに、大人を感涙にむせばせて。
私は今までで一番泣けました。
こらえきれません・・・

松雪泰子にとっては、やさしいはずがないと規定していた母。
その母の思いがけぬ優しさに触れて、
また、つぐみちゃんという緩衝材もあり、閉ざしていた彼女の心も開きかけていたようです。
ただ、気持ちを整理するうえで、どうしても避けて通れないのは、
母が子を捨てた理由ですね。
今回、それが聞けると思っていなかったので、大変驚きました。
そして、その内容にも。
ここまで引っ張っるに足る、衝撃の事実だったように思います。
そして、微妙に重なる親子の生き様。
松雪泰子は受け止められたのかなぁ。

つぐみちゃんを捜しに東京にやってきた、つぐみちゃんの実の母。
そのことを知ったつぐみちゃん、瞬間的には実の母を選びそうにない反応でしたね。
実の母、つぐみちゃんに会いたい一心でやってきたのかと思っていましたが、
山本耕史が言うように、
そんな気持ちと自分たちが行った虐待の口封じとないまぜな心でやってきたのかも知れませんね~
そして、山本耕史が松雪泰子につきつけた言葉、
「あの母親が改心して、娘を大事にすると涙ながらに訴えた場合、どうする?」
「それが、あの子にとってのハッピーエンドじゃないって、誰に決める権利がある?」
これこそが、もっとも難しい問題だと思いますし、
私自身も、このドラマがそこをどう結論づけるかが一番見たい部分、知りたい部分です。
山本耕史が、私の思いを代弁してくれました。
当然、周囲は返すことないってアドバイスすると思います。
リスクの少ない立場で加担して、良いことした気分にもなれると思いますが、
逆の立場から見ると、つぐみちゃんの実母に、
いくばくかの加害をしてるということになるんじゃないでしょうかね~
実母がしたことは、そうされるに相応しいということなんでしょうけど、
山本耕史が言うように、はたしてそれを決める権利があるものなのかどうなのか・・・
エゴなのか正義なのか、その境目がとってもむずかしくて、悩みます。
そして、謙虚な方が譲るということになってしまったりしないのかな~
松雪泰子がつぐみちゃんの実母と対峙して、どのような言葉を発するのか、
次回、冒頭から見逃せませんね。
最後に、ちょっと感心したことがあったのでひとこと。
松雪泰子に自分を捨てた理由を問われた田中裕子。
とっても正直に答えていましたよね。
もし私が同じ立場だったら、多分もっと自分寄りに言い訳してしまったでしょう。
子に嫌われたくない気持ちと自分の良心が葛藤し、
自分の弱さを出さないでいられたことはすごいことだと思います。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: TVサントラ,REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ブログトップへ戻る
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」 [Mother]
「Mother」第6回。
つぐみちゃんの実の母からの電話をきっかけに、
案外あっさりと鈴原家にカミングアウトしてしまった松雪泰子。
安穏とした生活が長く続くとは思っていませんでしたが、
もう少し、母や妹たちとの家族の思い出を作らせてあげたかったですね。

ここにきてつぐみちゃんを実の母のもとに
帰さざるを得なくなってしまいそうな、
大きなうねりみたいなものが生まれてしまいました。
その中で、絶対に帰さないと言いはる松雪泰子の言い訳(というか理由?)は、
とっても個人的なもので、他者への説得力たりうるのか、わからないようなもの。
しかし、逆に言えば、「つぐみちゃんの母になりたい」
という個人的な思いで動いているからこそ、
役所や施設を超えた対応が出来るのであって、
正義という大義名分のためだけに動いているのなら、
限界も低くなってしまうのかなぁと思います。

松雪泰子はつぐみちゃんの中に、幼い頃の自分を見、
つくみちゃんもまた、
松雪泰子に自分と似た匂いを感じたところから始まった関係ですもんね。
さすがに慈愛深い高畑淳子母も、犯罪という言葉を耳にすれば、ひるまざるを得ない様でした。
共に暮らすと、その大きな慈愛の源泉とも言える、
収入源=会社を奪われる危機となってしまうとあっては、
つぐみちゃんを帰すように促すのも致し方のないところ。
それをする気のない松雪泰子との養子縁組の解消は、
苦渋の決断であったことと思います。
ただこれで、田中裕子のことをなじったりできなくなりましたね~
松雪泰子は、高畑淳子との親子関係の解消で、
つぐみちゃんを帰そうとする第一の力に抗ったようでした。
そして、つぐみちゃんを帰そうとする第二の力は、
つぐみちゃん自身の松雪泰子のことを思う愛情であったようです。
松雪泰子と鈴原家とのやりとりを聞いていたつぐみちゃん。
幼いながらに松雪泰子を苦しめている原因を作っているのは自分だと悟り、
松雪泰子を守ろうと、たったひとりで旅立ちます。
それが彼女の願いとは裏腹な行動だと言うことを理解する松雪泰子は、
それもすんでのところで阻止。
ホントの希望を言えないつぐみちゃんの心を救います。

詩人なつぐみちゃん、久々に復活してましたね~
あの作文、全国コンクール一位入選間違い無しの秀作でした^^
つぐみちゃんを帰そうとする最後の力。
それは言わずもがな、つぐみちゃんの実の母の母性ですね。
失って初めて知った、お腹を痛めて産んだ子の愛おしさ。
果たして、つぐみちゃんは実の母のもとに帰されるべきなのか?
その母がこれまでしてきた行為は、子を失うことで償うことこそが相応しいのか?
そして、母は今度は本当につぐみちゃんを愛せるのか?
物語がどのような結末を用意しているのか、目の離せない展開となりそうですね^^
松雪泰子とつぐみちゃん、再び逃亡生活に逆戻りなのでしょうかね~
元々、養母のもとに身を寄せて安寧に暮らしている事自体が恵まれすぎでしたが…

自分の体調のこと等を考えると、最早これ以上失うものがないとも言えるとはいえ、
娘に深い愛情を捧げる田中裕子。
絶対無二の味方となっています。
松雪泰子が捨てられた日に、どのような事情があったのか、ますます気になりますね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

ブログトップへ戻る
つぐみちゃんの実の母からの電話をきっかけに、
案外あっさりと鈴原家にカミングアウトしてしまった松雪泰子。
安穏とした生活が長く続くとは思っていませんでしたが、
もう少し、母や妹たちとの家族の思い出を作らせてあげたかったですね。

ここにきてつぐみちゃんを実の母のもとに
帰さざるを得なくなってしまいそうな、
大きなうねりみたいなものが生まれてしまいました。
その中で、絶対に帰さないと言いはる松雪泰子の言い訳(というか理由?)は、
とっても個人的なもので、他者への説得力たりうるのか、わからないようなもの。
しかし、逆に言えば、「つぐみちゃんの母になりたい」
という個人的な思いで動いているからこそ、
役所や施設を超えた対応が出来るのであって、
正義という大義名分のためだけに動いているのなら、
限界も低くなってしまうのかなぁと思います。

松雪泰子はつぐみちゃんの中に、幼い頃の自分を見、
つくみちゃんもまた、
松雪泰子に自分と似た匂いを感じたところから始まった関係ですもんね。
さすがに慈愛深い高畑淳子母も、犯罪という言葉を耳にすれば、ひるまざるを得ない様でした。
共に暮らすと、その大きな慈愛の源泉とも言える、
収入源=会社を奪われる危機となってしまうとあっては、
つぐみちゃんを帰すように促すのも致し方のないところ。
それをする気のない松雪泰子との養子縁組の解消は、
苦渋の決断であったことと思います。
ただこれで、田中裕子のことをなじったりできなくなりましたね~
松雪泰子は、高畑淳子との親子関係の解消で、
つぐみちゃんを帰そうとする第一の力に抗ったようでした。
そして、つぐみちゃんを帰そうとする第二の力は、
つぐみちゃん自身の松雪泰子のことを思う愛情であったようです。
松雪泰子と鈴原家とのやりとりを聞いていたつぐみちゃん。
幼いながらに松雪泰子を苦しめている原因を作っているのは自分だと悟り、
松雪泰子を守ろうと、たったひとりで旅立ちます。
それが彼女の願いとは裏腹な行動だと言うことを理解する松雪泰子は、
それもすんでのところで阻止。
ホントの希望を言えないつぐみちゃんの心を救います。

詩人なつぐみちゃん、久々に復活してましたね~
あの作文、全国コンクール一位入選間違い無しの秀作でした^^
つぐみちゃんを帰そうとする最後の力。
それは言わずもがな、つぐみちゃんの実の母の母性ですね。
失って初めて知った、お腹を痛めて産んだ子の愛おしさ。
果たして、つぐみちゃんは実の母のもとに帰されるべきなのか?
その母がこれまでしてきた行為は、子を失うことで償うことこそが相応しいのか?
そして、母は今度は本当につぐみちゃんを愛せるのか?
物語がどのような結末を用意しているのか、目の離せない展開となりそうですね^^
松雪泰子とつぐみちゃん、再び逃亡生活に逆戻りなのでしょうかね~
元々、養母のもとに身を寄せて安寧に暮らしている事自体が恵まれすぎでしたが…

自分の体調のこと等を考えると、最早これ以上失うものがないとも言えるとはいえ、
娘に深い愛情を捧げる田中裕子。
絶対無二の味方となっています。
松雪泰子が捨てられた日に、どのような事情があったのか、ますます気になりますね。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」

日本テレビ系水曜ドラマ「mother」 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: TVサントラ,REMEDIOS
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: CD
ブログトップへ戻る
美しき母のやきもち-「Mother」 [Mother]
「Mother」第5回。
今回は、何故あれほどまでに育ての母(高畑淳子)が、
実の母(田中裕子)を執拗に責めていたのか、明らかになりました。
私はてっきり、田中裕子が松雪泰子を捨てるに至った過程で、
重大な人道的問題があり、そのことに対して憤ってるのかな?と思っていたのですが…
そんな社会的見地から見たような、大局的な気持ちで憤っていたのではなく、
非常に個人的な感情が高畑淳子をつき動かしていました。
物語上では、慈悲深い鉄の女のように見えた高畑敦子も、
不安に揺れる気持ちを持っていたんですねぇ。
娘が大好きで、娘をとられたくない一心からの行動が、
田中裕子への態度に表れていたと言うことを知り、
その裸の心にとっても胸を打たれてしまいました。
余裕のないギリギリな感じ、でもその分いとおしくて抱きしめてあげたいような。
その冷静じゃなさ加減が、思いの深さを伝えてましたよね^^
グッとくるシーンでした。
親子の愛に、一対一という倫理上の制約はありませんが、やきもちは確かに存するのでしょう。
無意識ながらも、所有の意識、帰属の意識というものがあるはず。
愛情が深ければ、そこを犯すものを排除しようという気持ちになって当然ですよね。
劇中語られた、高畑淳子の苦労と努力を思えばなおさらです。

さらに、田中裕子が実の母と気づいた松雪泰子の様子も語られました。
捨てた時の事情に関しては、未だに謎ですが、
田中裕子、そのことをとっても悔いているようですし、今は大きな愛もくれているようです。
長い時間そんな気持ちでいてくれたことを証明する預金通帳もでてきました。
しかし、捨てられたことによって負った心の傷、
それと常につきあわされてきた自分を思うと、にわかには受け入れられない様子でした。
当然ですよね。
そうしないと、それまでの自分自身にたいして筋が通りませんし、
育ての母に対する義理も果たせません。
これまでの自分は、なんだったんだ、ということになってしまいます。
でも…
そういう事って、結局人間の幅を狭くすることにつながってしまうのかも…
捨てた時の事情、なにかありそうだし、それを聞いて、
もし、納得できる事情であるならば、実のお母さんのこと、
受け入れてあげてもいいような気もしますが‥・
心の底では愛しい人なんじゃないのかな?
無条件で味方になってくれる人、なかなかいるものではないし。
どうでしょう?
田中裕子にしたら、自分の体調を考えると、
密に付き合えば再び迷惑をかける事になりそうなのがまた辛いですよね。
今は松雪泰子の力になっているだけに、嫌われるのが不憫な感じもしますが、
バランスが大事なのも確かだと思います。

そして、そういった複雑な思いは、つぐみちゃんと彼女の実の母を考える時、
逆の立場として松雪泰子に降りかかってくる問題でもありますね。
物語を見てる方として、田中裕子は受け入れられても、
つぐみちゃんの実の母の方はスンナリとはいきません。
当事者のつぐみちゃん、どう判断するんでしょうか。

前回、非常に俗物っぽい動きを見せた山本耕史。
今回は、その内面を垣間見ることができました。
やはり、ただの俗物というわけではなかったようですね。
松雪泰子への行為は、
虐待された子を助けられなかった過去の自分と向きあう行為だったようです。
プレッシャーをかけ、踏み出せなかった自分と同類におとしめることで、
自分の弱さへの言い訳をしたかった、ということだったのかもしれません。

20数年前の自分を演じた高畑淳子。
カトリーヌ・ドヌーブ風でした。
母の日に白いカーネーションだった子は、みんなカーネーションが嫌いだったでしょうね~
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
今回は、何故あれほどまでに育ての母(高畑淳子)が、
実の母(田中裕子)を執拗に責めていたのか、明らかになりました。
私はてっきり、田中裕子が松雪泰子を捨てるに至った過程で、
重大な人道的問題があり、そのことに対して憤ってるのかな?と思っていたのですが…
そんな社会的見地から見たような、大局的な気持ちで憤っていたのではなく、
非常に個人的な感情が高畑淳子をつき動かしていました。
物語上では、慈悲深い鉄の女のように見えた高畑敦子も、
不安に揺れる気持ちを持っていたんですねぇ。
娘が大好きで、娘をとられたくない一心からの行動が、
田中裕子への態度に表れていたと言うことを知り、
その裸の心にとっても胸を打たれてしまいました。
余裕のないギリギリな感じ、でもその分いとおしくて抱きしめてあげたいような。
その冷静じゃなさ加減が、思いの深さを伝えてましたよね^^
グッとくるシーンでした。
親子の愛に、一対一という倫理上の制約はありませんが、やきもちは確かに存するのでしょう。
無意識ながらも、所有の意識、帰属の意識というものがあるはず。
愛情が深ければ、そこを犯すものを排除しようという気持ちになって当然ですよね。
劇中語られた、高畑淳子の苦労と努力を思えばなおさらです。

さらに、田中裕子が実の母と気づいた松雪泰子の様子も語られました。
捨てた時の事情に関しては、未だに謎ですが、
田中裕子、そのことをとっても悔いているようですし、今は大きな愛もくれているようです。
長い時間そんな気持ちでいてくれたことを証明する預金通帳もでてきました。
しかし、捨てられたことによって負った心の傷、
それと常につきあわされてきた自分を思うと、にわかには受け入れられない様子でした。
当然ですよね。
そうしないと、それまでの自分自身にたいして筋が通りませんし、
育ての母に対する義理も果たせません。
これまでの自分は、なんだったんだ、ということになってしまいます。
でも…
そういう事って、結局人間の幅を狭くすることにつながってしまうのかも…
捨てた時の事情、なにかありそうだし、それを聞いて、
もし、納得できる事情であるならば、実のお母さんのこと、
受け入れてあげてもいいような気もしますが‥・
心の底では愛しい人なんじゃないのかな?
無条件で味方になってくれる人、なかなかいるものではないし。
どうでしょう?
田中裕子にしたら、自分の体調を考えると、
密に付き合えば再び迷惑をかける事になりそうなのがまた辛いですよね。
今は松雪泰子の力になっているだけに、嫌われるのが不憫な感じもしますが、
バランスが大事なのも確かだと思います。

そして、そういった複雑な思いは、つぐみちゃんと彼女の実の母を考える時、
逆の立場として松雪泰子に降りかかってくる問題でもありますね。
物語を見てる方として、田中裕子は受け入れられても、
つぐみちゃんの実の母の方はスンナリとはいきません。
当事者のつぐみちゃん、どう判断するんでしょうか。

前回、非常に俗物っぽい動きを見せた山本耕史。
今回は、その内面を垣間見ることができました。
やはり、ただの俗物というわけではなかったようですね。
松雪泰子への行為は、
虐待された子を助けられなかった過去の自分と向きあう行為だったようです。
プレッシャーをかけ、踏み出せなかった自分と同類におとしめることで、
自分の弱さへの言い訳をしたかった、ということだったのかもしれません。

20数年前の自分を演じた高畑淳子。
カトリーヌ・ドヌーブ風でした。
母の日に白いカーネーションだった子は、みんなカーネーションが嫌いだったでしょうね~
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
山本耕史って…-「Mother」 [Mother]
「Mother」第4回。
いよいよ山本耕史がつぐみちゃんと松雪泰子の前に現れました。

最初につぐみちゃんの前に現れたとき、ドキッとしましたよね。
さらにつぐみちゃんにいろいろ突っ込んだ話をしだしてハラハラでしたね^_^;
ようやく開放され、田中裕子に抱きとめられたつぐみちゃん。
思わず「あ~怖い思いした怖い思いした。」って思ってしまいました。
その後、松雪泰子とも会ってましたけど、
ジャーナリストとしての使命とか、罪を憎む気持ちとか、
もっと高尚な理由で追っかけてるのかと思ったら、案外な俗物で。
これだけの男なら、山本耕史がやる必要があるの?と思えるくらい。
彼がやるなら、今後色恋沙汰に発展するとか、
なにか深く関わってくるような他の理由でもないとおかしい
と思えるくらいの人物でしたね、今のところは。

そして今回のもう一つのハラハラは、逃亡中の子つぐみちゃんの就学問題でした。
子供に罪はなく、小学校に行けていっぱしの社会生活を送れることになり、
本当にホッとしましたよね。
でも冷静に考えると、今回利用した制度はザルのような制度だったですね~
悪意で使ったとしても、それが発覚しない怖い制度でもありますね。
この制度のおかげで泣きを見ている人も多くいそうな感じもしました。
片方の言い分に偏った、利権がらみの詭弁で作られた匂いがプンプンしなくもありませんが…
そういうことはさておいて、小学校で元気に勉強したり遊んだりするつぐみちゃんの姿、
見られそうなのが嬉しいですよね。
つぐみちゃん、ハードな経験を積み重ねすぎて、
他の子供達と精神年齢が違いすぎないか気になっちゃいますけど。

物語中の田中裕子は妙に卑屈で、
高畑敦子は子や孫に総じて優しいけれど、特に松雪泰子に対して過度に優しいですよね。
この二人のバックボーンが未だ語られていないので、
どう感じていいのか、とまどいます。
松雪泰子が、育ての母がくれる愛情には遠慮気味で、なかなか受け取らないのに対し、
結局、知らぬとはいえ実の母の愛情の方に甘えることになっているのは、
これも運命なんでしょうかね~
それともやっぱり、わかるのかな?
というより、実の母の方が現状の理解度が高いから、必然的にそうなるのか。
育ての母の方も、細かいことは気にせずど~んと受け止めてやろうという気概が見えますが、
それだと繊細な心のひだに入り込めないものなのか。
実の母と松雪泰子の関わりが判明した時の、
育ての母の悔しがり様が目に浮かぶようです。
冒頭、松雪泰子がつぐみちゃんを連れて、育ての母の元を訪れたとき、
突然目の前に現れた孫を家族として自覚するにあたって、
高畑淳子がまるで、
「八日目の蝉」の板谷由夏の心情を代弁するかのようなことを言っていたのが、
興味深かった。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
いよいよ山本耕史がつぐみちゃんと松雪泰子の前に現れました。

最初につぐみちゃんの前に現れたとき、ドキッとしましたよね。
さらにつぐみちゃんにいろいろ突っ込んだ話をしだしてハラハラでしたね^_^;
ようやく開放され、田中裕子に抱きとめられたつぐみちゃん。
思わず「あ~怖い思いした怖い思いした。」って思ってしまいました。
その後、松雪泰子とも会ってましたけど、
ジャーナリストとしての使命とか、罪を憎む気持ちとか、
もっと高尚な理由で追っかけてるのかと思ったら、案外な俗物で。
これだけの男なら、山本耕史がやる必要があるの?と思えるくらい。
彼がやるなら、今後色恋沙汰に発展するとか、
なにか深く関わってくるような他の理由でもないとおかしい
と思えるくらいの人物でしたね、今のところは。

そして今回のもう一つのハラハラは、逃亡中の子つぐみちゃんの就学問題でした。
子供に罪はなく、小学校に行けていっぱしの社会生活を送れることになり、
本当にホッとしましたよね。
でも冷静に考えると、今回利用した制度はザルのような制度だったですね~
悪意で使ったとしても、それが発覚しない怖い制度でもありますね。
この制度のおかげで泣きを見ている人も多くいそうな感じもしました。
片方の言い分に偏った、利権がらみの詭弁で作られた匂いがプンプンしなくもありませんが…
そういうことはさておいて、小学校で元気に勉強したり遊んだりするつぐみちゃんの姿、
見られそうなのが嬉しいですよね。
つぐみちゃん、ハードな経験を積み重ねすぎて、
他の子供達と精神年齢が違いすぎないか気になっちゃいますけど。

物語中の田中裕子は妙に卑屈で、
高畑敦子は子や孫に総じて優しいけれど、特に松雪泰子に対して過度に優しいですよね。
この二人のバックボーンが未だ語られていないので、
どう感じていいのか、とまどいます。
松雪泰子が、育ての母がくれる愛情には遠慮気味で、なかなか受け取らないのに対し、
結局、知らぬとはいえ実の母の愛情の方に甘えることになっているのは、
これも運命なんでしょうかね~
それともやっぱり、わかるのかな?
というより、実の母の方が現状の理解度が高いから、必然的にそうなるのか。
育ての母の方も、細かいことは気にせずど~んと受け止めてやろうという気概が見えますが、
それだと繊細な心のひだに入り込めないものなのか。
実の母と松雪泰子の関わりが判明した時の、
育ての母の悔しがり様が目に浮かぶようです。
冒頭、松雪泰子がつぐみちゃんを連れて、育ての母の元を訪れたとき、
突然目の前に現れた孫を家族として自覚するにあたって、
高畑淳子がまるで、
「八日目の蝉」の板谷由夏の心情を代弁するかのようなことを言っていたのが、
興味深かった。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
子から母への無償の愛-「Mother」 [Mother]
「Mother」第3回。
田中裕子、いきなりあっさりとつぐみちゃんと接点を持ってました。
この松雪泰子の実のお母さん、別れて30年の時を経ても娘のことを気にしているようで、
その心のあり方がちょっと気になりましたね~
つぐみちゃんを介して松雪泰子と田中裕子の間にも接点ができ、
松雪泰子は知らぬまま、30年ぶりに実母と言葉を交わしていました。
松雪泰子の身の上話から、捨てられた状況は説明されましたが、
母方がそのことに及んだ理由は語られないままでした。
育ての母高畑淳子から田中裕子に浴びせられた罵声によると、
田中裕子側に人として恥ずかしい行為があった、ととれます。
しかし、今でも常に娘のことを案じており、子に対する愛情がなかったわけではないようです。
そして、捨てたはずの子がどこに貰われていったのかも知っていました。
もしかしたら、施設にいたことも知っていたのかな?

自分の捨てた子が、目の前に現れたら。
積極的に関与しようという気になれるのかどうか、微妙なところじゃないでしょうか。
罪の意識の大小に左右されるような気もします。
もし、とても大きなうしろめたさを持っていたら、逃げ出したくなるかもしれません。
でも、心の底で言い訳ができると思っていたら、
影で見守ったり、孫に声をかけたりできるのかもしれませんね。
義理の親子関係の様子(義理の母を母として認めているのかどうか)も気になっているでしょう。
女性って、母って名乗りたいもんなのかな~
それともこのまま隠して友情のままでいいと思えるのか。
どうなんでしょう?
松雪泰子の実の母に対する感情も複雑なようでしたね。
幼子から母への無償の愛が報われなかった悲しみを、長い期間引きずっているようでした。
それを思うと、理性的には許せないのでしょうが、奥底の感情的にはどうなんだろ。
たった一つの存在として、今も心の中に君臨しているのかも。
そこらへんは、自分自身でも客観的になれないところなんじゃないんでしょうか。
いずれにしても、子を手ばなすにいたった理由が気になるところです。

松雪泰子とつぐみちゃんの状況、
世間的に、つぐみちゃんの方は事故にあったことになってる事は理解してましたが、
松雪泰子も突然いなくなったことになってるのかと思ったら、
行き先は明かしていなかったものの、
一応正式な手続きを経て退職したり引越しをしたりしてるんですね。
孤独な逃避行じゃなくて、割と知り合いに会えたりもしてますね。
ちょっと切迫感から開放された気分でした。
ただ、そうそう自由に泳がしておいてはくれない空気も漂ってきていましたね~

「怜南ちゃん」という名を聞き、ハッとして目だけ動かしたところ。
この後、顔だけ10°ほど回してためを作った後、さらに30°ほど首を回してました。
こんなのどこで習ったのかなぁ。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
田中裕子、いきなりあっさりとつぐみちゃんと接点を持ってました。
この松雪泰子の実のお母さん、別れて30年の時を経ても娘のことを気にしているようで、
その心のあり方がちょっと気になりましたね~
つぐみちゃんを介して松雪泰子と田中裕子の間にも接点ができ、
松雪泰子は知らぬまま、30年ぶりに実母と言葉を交わしていました。
松雪泰子の身の上話から、捨てられた状況は説明されましたが、
母方がそのことに及んだ理由は語られないままでした。
育ての母高畑淳子から田中裕子に浴びせられた罵声によると、
田中裕子側に人として恥ずかしい行為があった、ととれます。
しかし、今でも常に娘のことを案じており、子に対する愛情がなかったわけではないようです。
そして、捨てたはずの子がどこに貰われていったのかも知っていました。
もしかしたら、施設にいたことも知っていたのかな?

自分の捨てた子が、目の前に現れたら。
積極的に関与しようという気になれるのかどうか、微妙なところじゃないでしょうか。
罪の意識の大小に左右されるような気もします。
もし、とても大きなうしろめたさを持っていたら、逃げ出したくなるかもしれません。
でも、心の底で言い訳ができると思っていたら、
影で見守ったり、孫に声をかけたりできるのかもしれませんね。
義理の親子関係の様子(義理の母を母として認めているのかどうか)も気になっているでしょう。
女性って、母って名乗りたいもんなのかな~
それともこのまま隠して友情のままでいいと思えるのか。
どうなんでしょう?
松雪泰子の実の母に対する感情も複雑なようでしたね。
幼子から母への無償の愛が報われなかった悲しみを、長い期間引きずっているようでした。
それを思うと、理性的には許せないのでしょうが、奥底の感情的にはどうなんだろ。
たった一つの存在として、今も心の中に君臨しているのかも。
そこらへんは、自分自身でも客観的になれないところなんじゃないんでしょうか。
いずれにしても、子を手ばなすにいたった理由が気になるところです。

松雪泰子とつぐみちゃんの状況、
世間的に、つぐみちゃんの方は事故にあったことになってる事は理解してましたが、
松雪泰子も突然いなくなったことになってるのかと思ったら、
行き先は明かしていなかったものの、
一応正式な手続きを経て退職したり引越しをしたりしてるんですね。
孤独な逃避行じゃなくて、割と知り合いに会えたりもしてますね。
ちょっと切迫感から開放された気分でした。
ただ、そうそう自由に泳がしておいてはくれない空気も漂ってきていましたね~

「怜南ちゃん」という名を聞き、ハッとして目だけ動かしたところ。
この後、顔だけ10°ほど回してためを作った後、さらに30°ほど首を回してました。
こんなのどこで習ったのかなぁ。
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」 [Mother]

予想してたよりダークな内容だったので、やめることにしました。
45歳での同窓会で再会という設定でしたが、
三上博史が想像以上に顔も体も若々しかったのに、とっても驚きました。
主役4人の中では実年齢で上から2番目のようでしたけど、
まだまだ男としていけますね。
見習いたいです。
さて、軽~く鉄な私としては、北斗星に興味をそそられて始まった「Mother」第2回。
「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」でも三上博史がゴシップ系のジャーナリスト役で、
エゴを丸出しにしてましたが、こちらのドラマでも山本耕史が同じような役回り。
逃亡する松雪泰子と少女を追い詰めるのに一役買いそうな雰囲気ですね。

ただでさえ不安な状況な二人、なのにいきなり窃盗により虎の子を奪われて、
さらに胸が苦しくなるような切羽詰った状態になってしまいました。
困り果てた状態で頼ったのは、…孤児時代にお世話になった心の母と言えるような人でしたね~
松雪泰子の心の母、訪ねてみたら変わり果てた姿になっていました。
その老いた姿を見れば頼れないことはあきらかでしたが、
それでもつぐみちゃん、幼いながらも修羅場をくぐってきた経験からか、
人の心の本質が見分けられるようで、
本能的に、恵まれない子供の味方だと言うことが理解できたようでした。
この人のそばにいれば安心だし、力にもなってあげたいと思ったみたい。
そこら辺は小さくても慧眼ですね。

心の母の家を後にし、再び路頭に迷うこととなったふたり。
しかし、松雪泰子、実は二人の母に愛されていることを示唆するシーンがありました。
つぐみちゃんとその母松雪泰子、
そして松雪泰子とその母たちの物語が、次週以降始まっていきそうな雰囲気です。
特に実の母との邂逅が、放浪する二人にどのような影響を与えていくのか、
いまだ全編に漂う緊張感とともに、興味がつきません。

しりとりを始めたつぐみちゃん、いきなり選んだ言葉が「白鷺」。
やっぱり、詩人ですね(^-^)
<関連記事>
最終回、つぐみちゃんがくれた奇跡の一日-「Mother」
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
ブログトップへ戻る