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若き日のヒットチャート・・・ちょっと脱線 [洋楽]


数年前、ドラマを観ていたら、こんなシーンがありました。
自分の思いをよせている人が、街の中、道の向こう側からやってきて、1対1ですれちがう・・・。
一見、何の変哲もないシーンですが、こういう経験ってありますか?
私は大河ドラマ「新選組!」が好きで、冒頭のドラマ、その「組!」の名残りが微妙にキャストなどにあったので観てました。
たとえば、榎本武揚と伊東甲子太郎と平間がいっしょにドライブしてみたり、副長が加納くんを呼び出して、いきなり土下座してみたり・・・
私の言ってることが理解できてる人がいたら、その人は相当な「組!」フリークです!(^_^)
そんなこんなで楽しんでいたところ、例のシーンがあって、インスパイアされて、その現実にはほとんど起こらないであろうことが、苫小牧時代、総合的に考えて心を揺さぶられた度でTOPを争うくらいの人と間で、たった一度だけあったことを思い出しました・・・

ある卒業式も近い冬の、クラス対抗のアイスホッケー大会が終わってしばらくした頃、学校帰りにひとりで歩いていると、向い側をその人に似ている人が歩いていました。
その人とは一度も話をしたことがなく、卒業までには何か言わなきゃと心を揺らせていた上級生です。
見とれていたらこちら側にわたってきたのでドッキリ。
顔が見えて本人だと言うことがわかり、冒頭のドラマのようにすれ違うことになりました。
ドラマではある程度の雑踏の中でしたが、この時はまわりに誰もいず完全なふたりきり。
この瞬間、東京大学物語の村上直樹のように短い間に頭の中を様々なことがかけめぐりましたが、結局、何も出来ずすれちがってそのまま歩いていきました。
ドラマでは何もせずすれ違ったあと、「どうして知らないふりをするの?」って声をかけられて物語が進んでいきましたが、現実にはそのようなこともなく、そのまま時は過ぎていったのでした。

石田豊さんの「リクエスト・コーナー」では、曲をリクエストするだけでなく、簡単なメッセージを読んで貰うこともできました。
そして、ある日、勇気を振り絞って、彼の日なにもできずすれちがった人へのメッセージを書いたリクエストハガキを投函。
何の特集の日だったか定かでないのですが、ギルバート・オサリバンの“アローン・アゲイン”がかかりそうな予感がして、その曲をリクエスト。
そうしたところ、放送で本当にとりあげられて、リクエストしたリスナーの名前とメッセージが順に読まれだしました。
ものすごい緊張の時間を迎えて、もう聴いていられないような気持ちになりましたが、自分の名前がでないので、何だかホッとしたような気分に。
ところが、最後の最後に名前が読まれてしまって、今度は「もういい、やめてくれーっ」って心で叫んでました。
石田豊さんは、いつもの淡々とした調子で、私の名前を読み上げ、続いてメッセージも朗読。
その時、葉書に書いた私の字がきたなくて、石田豊さん読めなかったんでしょうね。

「F木さん、云々・・・」 と書いたのですが、
「F方さん、云々・・・」 と読まれてしまって、トホホなことに。

当時から木の字の右斜め下の線を短く書く癖があり、この全国にとどろく舞台でもあえなく撃沈してしまいました。

翌日、学校で、放送を聴いていた面々から、

「♪お~い、F方さん~、F方さ~ん~よ~」(三波春夫風)

とつっこみをいれられたのは言うまでもありません(T.T)

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