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おくりびと [邦画]

「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」がもうすぐ公開の滝田洋二郎監督。
彼の日、WOWOWで「おくりびと」が放映されたので、観てみました。
アカデミー賞を取って、箔がついていましたので、
どのようなものを題材にしているかは知っていましたが、
予想通り、ちょっと堅い話でした。
しかし、基本的に堅い話に終始していながら、最後までスーッと観れましたね~
自分の知らない手続きなどが興味深かったとはいえ、なぜ退屈することなく観れたんだろ?
思うにそれは、送られる方はもちろん、送り出す方までも、旅立ちの時のありようが、
それぞれの人生の通信簿のように見えたからかな。
その時を迎える自分に思いをはせれば、
自ずと今の人生において襟を正さずにはいられない気分になってしまう。
それゆえ、気を抜かずに観なくてはいられなかった。
そんな風に感じました。

受賞によって、既に主人公の職業までもが見直されておりましたので、
最初からその仕事に偏見を持つこともなく、荘厳な儀式と受け止めました。
風呂屋のおばちゃんの旅立ちに、スカーフ巻いてあげるシーンがグッときましたね。
あのスカーフは、長いことまわりの人たちのために勤勉に働いて生きてきた象徴ですもんね。

おくりびと3.jpg

途中、川に向かって考え事してました。
演奏もしてましたね。
おくりびと2.jpg



おくりびと オフィシャル・メモリアルブック

おくりびと オフィシャル・メモリアルブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ゴマブックス
  • 発売日: 2009/05/01
  • メディア: 単行本



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