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「櫻の園 -さくらのその-」-2008年版 [邦画]

昔の「櫻の園」や「少年時代」を話題にしていたので、
2008年版の「櫻の園」も観ておきたくなり、
時間を見つけて観てみました。
1990年版は、その年の映画賞を総なめするほどの傑作でしたが、
時間の切り取り方、そのフォーマットの勝利とも言われました。
対して2008年版は、不入りで有名で、
興行的には史上稀に見る惨敗であったようです。
オスカーが肩入れし、福田沙紀の美少女ぶりが際立つといわれた作品が、
どこでどう転んで不入りになったのかわかりませんが、
そういった部分にも興味をそそられました。

櫻の園2008年版台本.jpg

思い起こしてみると、1990年版、出演していた女の子の誰もが、
きら星のように輝いていました。
よくぞこれだけ可憐な女の子ばかり集めたな、というくらい。
誰の立場に立ってみても、それぞれに胸がしめつけられるような思いがあって、
それがトータルされて、映画全体をせつなく盛り上げ、
非常に愛おしさに溢れる後味を残していました。

櫻の園福田沙紀.jpg

2008年版は、良くも悪くも福田沙紀頼りだったかな。
その頼みの福田沙紀が、最初はワルイ子なんで、
ちょっと出鼻をくじかれてしまいます。
仕方のないことと思いますが、
前作が高校生活の一瞬を切り取った、
ふわふわとした美しい想い出のような話だったのに対し、
こちらの方はリアル女子高生に近い話になっていて、
あ~、現実はこうだよな、と目を覚まされることになるでしょう。
描いてるタームが長いので、桜の季節が終わってしまうのも
条件的に不利でした。

櫻の園福田沙紀寺島咲.jpg

でもだからといって、興行成績同様にどうしようもない作品かといえば、
そんなことはありません。
より人間らしく描かれている分、きちんと泣ける場面が用意されていました。
前作は思い切り気持ちが高ぶるような作品ではありませんでしたし、
今作でも泣けるなんて全く期待してなかったところから、不意に泣かされましたんで、
あれ~、ちょっといいかも~と思えた瞬間でした^^
福田沙紀で泣きたい、と思ってる方々にはお勧めできる作品だと思います。
1990年版がお好きな方も、色々思い出しちゃって、
またその素晴らしさが再認識できるから、いいかもしれませんね(^_^)

<関連記事>
少年時代
櫻の園は遠く-「コールセンターの恋人」
「櫻の園」VS「少年時代」


櫻の園―Official Visual Book―

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  • 作者: 小学館集英社プロダクション
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2008/11/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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